このたびアルファロメオ ジュリアが、ドイツの著名な自動車誌『シュポルト アウト(Sport Auto)』が主催する自動車賞、『シュポルト アウト アワード』の2021年度賞典において、3部門で1位を獲得したとステランティスは発表した。この賞は今回で第29回目を迎え、1万5400人を超える同誌の読者が、28部門にノミネートされた、のべ234台の車に投票して決定されるもので、ドイツにおける人気動向を示すものとして毎年注目されている。
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まず、『ジュリア GTAm リミテッド・エディション』が、輸入車の「10万ユーロの価格を超える生産車セダン/ステーションワゴン」部門で優勝しているが、圧倒的多数の得票数だったという。ちなみに「GTA」は、「グラン ツーリスモ アレッゲリータ」(軽量化されたグランドツアラー)の頭文字で、アルファロメオの輝かしい歴史の中で最も伝説的な車の1つである1965ジュリアスプリントGTAに敬意を表したもの。わずかに500台の限定生産車だ。超軽量素材の普及により、『ジュリア GTA』の重量は『ジュリア クアドリフォリオ』と比較して最大100 kg軽量化され、540psの2.9ℓ V6ビトゥルボ(バイ ターボ)エンジンのチューンアップ版が搭載されている。 また、空力性能はザウバー・エンジニアリングの協力により、F1レースから直接得られた技術的フィードバックのもとに特別に煮詰められている。
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『ジュリア クアドリフォリオ』は読者投票により、輸入車の「10万ユーロ未満の価格の生産車セダン/ステーションワゴン」部門を獲得、ドイツで最高の輸入車として5年連続で表彰されることになった。『ジュリア クアドリフォリオ』には、510psの2.9ℓ V6ビトゥルボ(バイ ターボ)エンジンが搭載されており、コストパフォーマンスの高さがドイツの自動車ファンからは評価されているようだ。
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「75,000ユーロ未満の価格の生産車セダン/ステーションワゴン」部門で輸入車のトップに立ったのは、280psの2.0ℓトゥルボ(ターボ)エンジンを搭載した『ジュリア 2.0ターボ ヴェローチェ』だった。