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迫力満点のワイドフェンダー 副変速機採用で駆動力を向上
ジムニーシエラは、軽自動車サイズのジムニーに、直列4気筒1.5ℓエンジンを搭載した小型車サイズの悪路向けのSUVだ。
エクステリア
軽自動車のジムニーに比べると、バンパーが変更されてワイドフェンダーも備わり、全長が155㎜、全幅は170㎜拡大された。車内の広さはジムニーと同じだ。
インストルメントパネル
ボディの基本構造もジムニーと共通で、耐久性の優れたラダー(梯型の)フレームに、ボディや悪路走行に対応したサスペンションなどを装備する。駆動方式は後輪駆動をベースにした4WDのみで、悪路での駆動力を高める副変速機も採用している。これらの組み合わせは、ランドクルーザーなどと基本的には同じタイプだ。ただしジムニーやジムニーシエラには、カーブを曲がるときに前後輪の回転数を調節できるセンターデフが備わらない。従って4WDはスリップの発生しやすい雪道や悪路で使い、舗装路では後輪駆動の2WDで走行する。
居住性
それでもコンパクトで軽い悪路向けのSUVだから、走破力は極めて高い。軽自動車のジムニーは660㏄のターボエンジンを搭載するが、ジムニーシエラは1.5ℓの自然吸気だから、実用回転域の駆動力も上回る。悪路から高速道路まで、さまざまな場面で運転しやすい。特に悪路走破力は、日本で購入可能なSUVの中では最も優れている。
うれしい装備
月間販売台数 2186台 (23年9月~24年2月平均値)
現行型発表 18年7月( 一部仕様変更 24年2月)
WLTCモード燃費 15.4 ㎞/ℓ ※5速MT車
ラゲッジルーム
小型車だから、軽自動車のジムニーに比べて税金は多く納めるが、林道などの悪路を走る機会の多いユーザーには最適なSUVだ。
※本稿は、モーターファン別冊 ニューモデル速報 統括シリーズ Vol.158「2024-2025 国産&輸入SUVのすべて」の再構成です。