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小さな子どもやお年寄りに優しい追加ステップ
身体をひねったりすること無くそのまま乗り降りできるのがスライドドアの良いところ。しかし、まだ身体が小さい子どもや足腰が弱くなった高齢者にはステップ高さがネックになることも。それを助けてくれるのが、元からあるステップより低い位置にせり出す追加ステップだ。
新型ノア／ヴォクシーにも”ユニバーサルステップ”の名前で全車にメーカーオプション設定されているが、驚くのはその価格。なんとたったの3万3000円でしかないのだ！
他車設定のおよそ1/6！ 驚きの低価格の理由とは？
この値段がどれだけモノスゴイ数字なのかというと、ミニバン他車のエキストラステップはおよそ20万円ほど。軽自動車のものでさえおよそ10万円ほどはしてしまうのだから、ノア／ヴォクシーの3万3000円という価格がどれだけ安いかおわかりいただけるだろう。
なぜこれだけ安くできたのか。その理由は構造にある。他車のものはモーターを使ってステップを出し入れするつくりになっている。それに対してノア／ヴォクシーはモーターを使わず、スライドドアとステップをリンクでつないでいる。これにより、スライドドアが開く動きにあわせてステップが機械的に引き出されるのだ。コストのかかるモーター、制御装置、ハーネスが不要になったことで、この低価格が実現したというわけ。また、他車は助手席とスライドドア両方をカバーする大型ステップを採用するが、ノア／ヴォクシーはスライドドア部分に絞ったというのも理由のひとつだ。
ちなみにステップをスライドドア部に絞ったことで、爪先をフロア下に出し入れすることでスライドドアを開閉させるハンズフリーパワースライドドアも一緒に使えるというのも、ノア／ヴォクシーのユニバーサルステップの強みだ。
追加ステップは欲しいけど高くてちょっと手が出せないので、乗り降りするための踏み台を車内に入れてある、というファミリーも少なくないそうだ。だがこの値段でステップを追加できるならぜひ付けたい！ という人も多いだろう。子どもからおじいちゃんおばあちゃんまで、家族みんながうれしくなるユニバーサルステップ。この値段ならもう絶対に付けるしかない！？
ちなみに、ついスライドア開口部に近づき過ぎて、展開したステップにすねをぶつけないようにご注意の程を。筆者は撮影中に何度かすねをぶつけました……。