ピット入口から向かって右側にはDB2、DB4、DB5、DB6、ヴィラージュの5台が所狭しと並べられており、そこは1990年代後半、約半世紀におよぶ進化の道筋を追体験できるコーナーとなっていた。
その反対側には、1959年のル・マン24時間レースとニュルブルクリンク1,000kmレースの両方で勝利を収めたレーシングカー・DBR1をモチーフとし、2021年に発売された88台限定のオープンコクピットスポーツカー、V12スピードスターをメインステージに配置。
この特別な最新モデルを主役に据えることで、アストンマーティンは富士スピードウェイの一角を、第二次世界大戦後の歴史を一望できる博物館へと変貌させていた。
そしてピットの手前には、ヴァンテージ、DBS、DB11、DBXといった現行モデルラインアップを一堂に展示。さらに本コースではパレードランも行われ、アストンマーティン各モデルのオーナーならずともその世界を堪能できる、特別な一日となった。