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クロストレック(日本名XV)とアウトバックが好調。8月には新型WRXも登場!
北米スバル(Subaru of America)がこのたび発表した2021年7月の販売台数は、5万125台。前年同月から2.6%減となった。5月と6月はそれぞれ前年同月比100%増と、ハイレグ水着並みの鋭角V字回復を果たした北米スバル。しかし、6月は前年同月比で20%減と低迷。7月もマイナス幅こそ小さくなってはいるが、残念ながら前年同月を上回ることはできなかった。その要因はお察しの通り、半導体不足である。
スバルが8月3日に発表した2021年4〜6月の連結決算は、約185億円の黒字(前年同期は77億円の赤字)。ただ、世界的な半導体の供給不足による生産制約のため、年間生産台数の見通しは当初の100万台から96万台へと引き下げられた。報道によると、生産調整のためにスバルは7月16日に群馬製作所を非稼働としたという。
そんな先行き不透明な7月で好調だったスバル車はクロストレックだ。前年同月比50.4%増の1万3402台を販売した。また、アウトバックも好調で同15.6%増の1万5048台を達成した。
アウトバックには今年3月、よりSUV色を強めた「ウィルダネス」が加わることが発表された。そのウィルダネスの第2弾モデル(フォレスターがベースか?)も、まもなく公開予定。また、8月19日にはいよいよ新型WRXがデビューする予定だ(残念ながらニューヨーク自動車ショーが中止になってしまったので、オンライン発表になるのかも?)。
これらのモデルが、今年後半の北米スバルのセールスに勢いをつけてくれることだろう。あとは、半導体不足が早期に解消されることを祈るしかない!?
北米スバル・車種別販売台数【2021年7月】
フォレスター:1万2235台(−20.1%)
インプレッサ:706台(−83.4%)
WRX/STI:2305台(+24.9%)
アセント:5044台(−17.0%)
レガシィ:2375台(−9.7%)
アウトバック:1万4058台(+15.6%)
BRZ:0台
クロストレック(日本名XV):1万3402台(+50.4%)
トータル:5万125台(−2.6%)
※( )内は前年同月比