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徐々に従来の航空祭へ……
2022年10月23日、航空自衛隊浜松基地(静岡県)で「エアフェスタ浜松2022」が開催され、中等練習機T-4や戦闘機F-15J、F-2、救難機などが参加。ブルーインパルスも展示飛行を披露した。
今回の浜松基地祭は事前申し込み・抽選制ではなく、基本的に無制限で入場することができたが、これまでのコロナ禍で入場制限を設けた各基地の様子とは異なった現在の感染状況を反映した運営がみられた。
新しい開催様式として、入場には浜松市が運用するLINEアプリを活用した「はままつLINEコロナ見守りシステム」への登録が必要となったのだが、入場門であわててアプリをインストールする光景も多く見られた(スマホ等を持たない方は連絡先などを書面で記入するなどの手続きもあったようだ)。
アウトドアイベントではあるものの感染対策は必要、というのが現況といったところか。
ともあれ航空祭は盛況で来場者数は5万人だったという。場外での観衆も多く、会場の内外で大勢の人々が基地上空を見上げた。
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今季最高の晴天!
浜松祭は今季最高の晴天に恵まれたと思う。絶好のコンディションはパイロットたちの士気を高めたか、デモフライトはどれも「熱い」内容で、見学満足度は大きかった。
浜松祭のプログラムは、昼過ぎにオープニングフライトが行なわれ、次に救難機U-125A・UH-60Jの救難展示、そして中等練習機T-4や戦闘機F-15J、F-2それぞれの「機動飛行」が行なわれた。そして最後にブルーインパルスの曲技飛行の披露。
各機のデモ飛行は各々気合いの入った内容だった。
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U-125Aは大きなバンク角度での低空急旋回を見せ、遭難者を発見した場合の対応具合を想像させた。T-4は軽快かつ高速での連続した動きに目を見張る。ブルーインパルス機のベースになるのも納得だ。
F-15J戦闘機といえば、大パワーを空間に叩きつける猛烈な加速と急旋回! 大型機体が見せる急激な姿勢変化には凄みを感じる。轟音を浴びる感覚も久しぶりだ。
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一方のF-2は切れ味鋭いクイックな動きが圧倒され、自由自在に機体を振り回しているのが印象的だった。
急角度で上昇し、黒みを帯びた高空へ昇り詰めるさまを見るのは爽快なものだ。大馬力軽量車体のスポーツ車がタイトな峠道を瞬時に駆け上がってゆく姿を連想した。
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プログラムの最後はブルーインパルスの展示飛行。上空は風が強くなっていたようだが、曳いたスモークが消し飛ぶほどでもなく、空のコンディションは良好なまま。
空を大きく使って複数機でループを描き、5番・6番機はソロ・アクロの曲技を見せる。
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後半には5機で星の形を描く課目「スタークロス」や、2機で空にハートを描き別の1機が中心を射抜く、人気の課目「キューピッド」などを披露した。
青空に白い機影とスモークの航跡が作る鮮やかなコントラストはやはり素敵だった。
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さて、今後のブルーインパルス展示飛行スケジュールだが、
・11月26日(土)愛知県政150周年記念行事(愛知県)
・12月4日(日)令和4年度百里基地航空祭(茨城県・百里基地)
・12月11日(日)宮古島分屯基地開庁記念行事(沖縄県・宮古島分屯基地)
これらが予定されている。
また11月6日(日)に東京湾沖(あるいは相模湾?)で行なわれる予定の海上自衛隊国際観艦式でも記念飛行があるようだ。
秋の行楽シーズン、お近くのかたは空を見上げに行ってみてはいかがだろうか。