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多機能搭載で走破性は高水準 内装装備充実で使い勝手も◎
2017年末にデビューしたクロスビーは、言わばでっかいハスラー。ワゴン×SUVをコンセプトに欧州でも定評あるイグニスをベースに仕立てられた5ナンバーサイズのクロスオーバーSUVである。
エクステリア
全幅が1670mmとナローに抑えられているのも使いやすさ、走りやすさに貢献する。パワーユニットは1.0l3気筒ターボで全車ともにモーターを加えたマイルドハイブリッド車となる。FFとフルタイム4WDを揃え、最低地上高は180mmとなかなか本格的。
インストルメントパネル
「ハイブリッドMV」以上のグレードには全車速追従機能付きACC、また全車にこのクラスとしては類稀なパドルシフトを備え、ゆったりとした走りからキビキビした走りに対応しているところも特徴だ。4WDに限ればスポーツモード、スノー、グリップコントロール、ヒルディセントコントロールまで備わり、走破性は想像以上にハイレベルだ。
居住性
撥水加工シートも用意するインテリアは遊び心あるデザインで、イグニスに対して前席で60mm、想定外に足元広々の後席で50mm高い着座位置となり、SUVらしい視界が特徴的。トグルスイッチ類のメカニカル感もなかなかだ。防汚タイプの荷室は35lのキャリーケース5個を飲み込む広さ。アウトドアの荷物も余裕で積み込めるはずである。
うれしい装備
月間登録台数 783台(21年10月~22年3月平均値) 現行型発表 17年12月(一部改良 20年10月) WLTCモード燃費 18.2km/l※FF車
ラゲッジルーム
走行性能に大きな特徴はなく、操縦感覚も今となってはやや古さを感じさせるものの、エンジンはスムーズで、4WDの場合、硬めながらしっかり感あるタッチに終始。操縦性は軽快かつ安心感の高いものとなる。
※本稿は、モーターファン別冊ニューモデル速報統括シリーズVol.141「2022-2023 国産&輸入SUVのすべて」の再構成です。
http://motorfan-newmodel.com/integration/141