データ無制限の常時オンラインネットワーク通信機能が光る! 唯我独尊のカーナビゲーションシステム、「カロッツェリア・サイバーナビ」の現在地を知る

carrozzeria『サイバーナビ AVIC-C912Ⅱ DC(実勢価格:23万5000円前後)』
黎明期より他のライバルに一歩先んじ、独自の道を邁進してきた先鋭機は今なお健在。むしろ、ようやく時代が追いついてきた感すらある。現行最新、サイバーナビの実力をいまこそチェック!

通信機能フル活用で磨かれる、情報とエンタメの高い質

かつてより、パイオニアがリリースする「カロッツェリア・サイバーナビ」は一歩先んじたドライブ空間を世に問うてきた。そのスタートは、20世紀まで遡る。そこから今に至るまで、その立ち位置はおおよそ四半世紀に渡って変わらない。まさに孤高のハンエンドナビといえる。
ここ最近のモデルにおける何よりの特長は、その名が指し示すように、ネットワークにつながる通信機能にある。docomoとの連携による専用モジュールはデータ量の制限なく常時オンライン化が可能になる。つまり、サイバーナビを搭載する車両自体がWi-Fiスポットになり、愛車そのものが移動型の通信拠点にもなってくれるのだ!
これは自分のみならず、同乗者みんなが利用できる大きな恩恵。子どもだって、ゲーム機を始めとするWi-Fi対応機を持ち運ぶ時代である。老若男女問わず、愛車での外出時でも常にWi-Fiが供される強みは絶大だ。

購入時に1年間の無償使用権が付くネットワークスティックは、通信量無制限の大盤振る舞い! 2年目以降も、ひと月1650円で継続使用が可能となる。

使い放題の通信プランで、多角的にデータを活用!

当然、通信によって得られるアドバンテージは、お馴染みのカーナビ機能にもつながる。ルート検索ひとつとっても、導き出されるルートは、膨大なデータとリアルタイム情報を加味してサーバー上で行われる高品位なものになる。目的地検索でも、オンライン上の情報まで含めればあいまいなキーワードでも見つけやすく、また駐車場を目的地とする際は、空き情報も加味して選択できる。
AV機能においても、そこでできることは一般的なナビとは少し違う。ブラウザそのものを備えることで、本体機能としてYouTube等の視聴ができるナビは他にない。
さらに、自宅のレコーダーをリモートで操作し、ナビ画面上で視聴できるレコーダーアクセスする機能こそ、パイオニア・カロッツェリアが他に先駆けていち早く搭載してきた機能でもある。
より注目すべきは、形態こそ違えど、ネットワークありきのスタイルに古くからトライしてきたのがサイバーナビであるという点だ。かつては早すぎるきらいがあった先進機能も、ここに来て、ようやく時代のほうが追いついてきたとも言える。

本体内にブラウザを搭載し、YouTubeなどの動画を思うがままに再生できるほか、自宅のレコーダーと接続できるアクセス機能にも対応している。

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20世紀創刊!市販唯一のカー用品専門月刊誌
1999年に季刊誌として創刊後、好評を元に月刊化。当時より続…