「フォーラムエイト・ラリージャパン2022」がFIAの環境認証プログラムで“2つ星”を獲得!

ラリージャパン事務局はこのほど、今年11月に愛知・岐阜で開催されたWRC(世界ラリー選手権)「フォーラムエイト・ラリージャパン2022」が、FIA(国際自動車連盟)より環境認証“2つ星”を授与されたことを発表した。

イベント実施に伴う環境インパクトへの諸対応について、主催者はその指標となるべき開催要領やチェックリスト、種々の指示書を発行。それらが環境対応への取り組みを示す証しになると評価

ラリージャパン事務局はこのほど、今年11月に愛知・岐阜で開催されたWRC(世界ラリー選手権)「フォーラムエイト・ラリージャパン2022」が、FIA(国際自動車連盟)より環境認証“2つ星”を授与されたことを発表した。

今回の授与についてFIA環境認証監査員のイヴン・ワイガー氏は、2022年10月20日付け報告書の中で次のように語っている。
「来たるべきWRCイベント(フォーラムエイト・ラリージャパン2022)の開催に向けた環境管理において、ラリージャパンの大会主催者が見せた手堅い取り組みを総合的に判断した結果です。
 イベント実施に伴う主たる環境インパクトへの諸対応について、大会主催者はその指標となるべき開催要領やチェックリスト、また種々の指示書を発行しており、それら複数の文書が環境対応への取り組みを示す証しになると評価しました」

FIA環境認証プログラムは、地球規模のモータースポーツ活動や自動車関連産業の健全な発展を促し、その環境パフォーマンスの強化に資することを目的に設定されている。3段階に分かれた授賞構成のうち、2つ星は環境システムの導入を通じて継続的な改善を追求する大会主催者の活動と取り組みへの遂行レベルが優良であることを示すものだ。

FIAのラリーディレクター、アンドリュー・ホイートレィ氏から株式会社サンズ鈴木賢志代表取締役に2つ星の環境認証が手渡された

11月10〜13日に日本で開催されたWRC最終戦のため、FIAラリーディレクターのアンドリュー・ホイートレィ氏が日本を訪れた際、同氏から「フォーラムエイト・ラリージャパン2022」を運営する株式会社サンズの鈴木賢志代表取締役に直接この認証が手渡された。

アンドリュー・ホイートレィ氏はこのように述べている。
「フォーラムエイト・ラリージャパン2022の開催に携わったすべての方々、また大会主催者とこれを代表する鈴木賢志氏に、FIAは心よりお祝いを申し上げます。皆様方のご尽力をもちまして、FIA環境プログラムが滞りなく遂行され、2つ星認証を獲得されました。環境パフォーマンス強化に向け鋭意取り組みを続ける我々、すなわちWRCコミュニティのみに留まらず、モータースポーツに携わるすべての者にとって、今回の認証はさらなる前進に向けた重要な一歩であると考えています」

一方、株式会社サンズの鈴木賢志代表取締役は、「フォーラムエイト・ラリージャパン2022の開催に向けて、私たちはエンターテイメント性の向上と、このスポーツの持続可能性を両立させることに取り組んできました。その結果として、FIAが定める環境認証プログラムの2つ星を取得できたことを大変うれしく思います。日本における12年ぶりとなる開催において、ラリーの魅力を多くの皆さまにお届けできたと同時に、自然環境保護に貢献できたことを誇りに思っています」とコメントしている。

ラリージャパンは、引き続きFIAの指導を仰ぎ、2023年開催のWRCイベントに先立ち実施される環境管理の監査において、3つ星認証を獲得すべくさらなる努力を続けるとしている。

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