効率の良いモーター駆動による航続距離の延長、電動駆動ユニットの小型化によるコスト抑制、幅広い走行シーンでの走行性能の改善などにつながる
スズキはこのほど、カナダ・オンタリオ州のInmotive Inc.（以下Inmotive社）と、電気自動車（EV）向け2段変速機の共同開発契約を締結したことを発表した。
Inmotive社は、2010年にカナダ・トロント市で設立されたスタートアップ企業で、EV向け電動駆動ユニットの性能向上に寄与する独自設計の軽量・小型・高効率な2段変速機“Ingear”を開発。「手頃なゼロエミッションモビリティの世界的な発展を加速させ、気候変動の緩和に重要な役割を果たすこと」をビジョンに掲げている。
このたび合意したEV向け2段変速機の共同開発は、効率の良いモーター駆動による航続距離の延長、電動駆動ユニットの小型化によるコスト抑制、幅広い走行シーンでの走行性能の改善などにつながる可能性があると考えられている。
スズキは、さまざまな分野で特徴のある技術を持つ企業との関係を構築し、必要な技術開発を加速させ、これからも手頃で使いやすいモビリティの提供を目指していく。
●Inmotive社 概要
・本社：カナダ オンタリオ州トロント市
・代表者：Paul Bottero CEO
・創立：2010年
・事業内容：EV向け2段変速機の開発