新型「プリウス」発売! 275万円〜392万円は高い?PHEV車は3月頃の予定

プリウス Z(FF)
トヨタは1月10日、5代目に生まれ変わった新型「プリウス」を発売した。税込車両価格は275万円〜392万円。なお、プラグインハイブリッド車(PHEV)は3月頃に発売となる予定だ。

スタイリッシュなデザインとスポーティな走り、そして高水準の低燃費を実現

トヨタは1月10日、5代目に生まれ変わった新型「プリウス」を発売した。税込車両価格は275万円〜392万円。なお、プラグインハイブリッド車(PHEV)は3月頃に発売となる予定だ。

プリウス Z(FF)

全長4600×全幅1780×全高1420〜1430mm、ホイールベース2750mmのディメンションを持つ新型は、プリウス独自のアイコンである「モノフォルムシルエット」を引き継ぎながら、より低重心かつスタイリッシュなプロポーションに生まれ変わった。シンプルでありながら抑揚のあるボディ造形は、長く愛されるための「感性に響くエモーション」と「普遍的な美しさ」が表現されている。

プリウス Z(FF)
プリウス Z(FF)

インテリアは「アイランドアーキテクチャー」コンセプトにより、圧迫感のない広々とした空間と、運転に集中しやすいコックピットを両立。直感的に操作ができ、ドライビングを楽しめる室内空間を実現した。

2.0ℓハイブリッドシステム

最新となる第5世代ハイブリッドシステムを採用した新型は、2.0ℓ仕様と1.8ℓ仕様を設定。上級のZやGグレードに搭載される2.0ℓ仕様は、152ps/188Nmの2.0ℓ直列4気筒エンジン(M20A-FXS)に、113ps/206Nmのフロントモーターを組み合わせ、システム総合で196ps(E-Fourは199ps)を発揮。WLTCモード燃費は28.6(E-Fourは26.7)km/ℓ。プリウスならではの高い環境性能と、胸のすくような加速感やドライバーの思い通りに反応するレスポンスの良さで乗った人を「虜にさせる走り」を高次元で両立している。

1.8ℓハイブリッドシステム

一方、1.8ℓ仕様には98ps/142Nmの1.8ℓ直列4気筒エンジン(2ZR-FXE)に95ps/185Nmのフロントモーター組み合わせ、システム総合で140psを発揮する。WLTCモード燃費32.6(E-Fourは30.7)km/ℓの低燃費を達成しつつ、走りにも磨きをかけ、ハイブリッドならではのシームレスな加速に加え、軽やかな出足とダイレクトな駆動力レスポンスが感じられるモデルに仕上げられた。

プリウス Z(E-Four)

電気式4WDシステム「E-Four」は全グレードで選べる。高出力モーターの採用などにより、雪道をはじめとする低μ路での登坂性能や旋回時の安定性がさらに向上している。

最新の予防安全パッケージ「トヨタセーフティセンス」は標準装備され、さらに先進安全システムの検知対象を拡大するなど、以下の機能が追加されている。
●後方車両接近告知 ※トヨタブランド初採用
ブラインドスポットモニターの後方ミリ波レーダーで後続車を検知し、接近した場合には、マルチインフォメーションディスプレイやブザーで知らせる。
●周辺車両接近時サポート(録画機能・通報提案機能) ※トヨタブランド初採用
後方車両が非常に接近した場合、システムからドライバーに対して、警察もしくはヘルプネットへの接続を提案。またドライブレコーダー装着の場合、状況を自動録画するほか、専用の記録領域へデータを保存するため上書きされにくくなる。
●セカンダリーコリジョンブレーキ(停車中後突対応) ※トヨタブランド初採用
自車が停車中、ブライドスポットモニターの後側方ミリ波レーダーで後方車両を検知し、追突される可能性が非常に高いとシステムが判断すると、自車のブレーキを作動させることで、その後追突された場合の自車の速度を減速する。従来に比べて、衝突前からブレーキを作動することで、より早期での減速が可能だ。

■トヨタ「プリウス」モデルラインナップ
【1.8ℓハイブリッド搭載車】
・X:275万円(FF)/297万円(E-Four)
【2.0ℓハイブリッド搭載車】
・G:320万円(FF)/342万円(E-Four)
・Z:370万円(FF)/392万円(E-Four)
※価格は消費税込み

新サブスクリプションサービス「KINTO Unlimited」が新型プリウス登場を機にスタート

プリウス U(FF)

トヨタとKINTOで立ち上げた新たなサブスクリプションサービス「KINTO Unlimited」の受付が、1月10日からスタートした。第一弾として、新型プリウスに1.8ℓハイブリッドを搭載する「U」グレード(※)を設定し、提供方法がこのサービスに一本化される。
※参考税込車両価格は299万円(FF)/321万円(E-Four)

「KINTO Unlimited」では、保険や税金などの諸経費を月額利用料に含めるKINTOのこれまでのサブスクリプションサービスに、新たにトヨタの技術を駆使し、「ソフトウェアとハードウェアの『進化』=アップグレード」と、「ユーザーの運転データを活用したクルマと人、双方の『見守り』=コネクティッド」というふたつの付加価値をプラス。これらの付加価値の提供を通じてクルマの価値を維持し、その分を月額利用料の引き下げにあらかじめ充当することで、月額1万6610円(税込み)から提供する。

なお、「Z」および「G」グレードについては、KINTOのこれまでのサブスクリプションサービスで利用できる。

キーワードで検索する

著者プロフィール

MotorFan編集部 近影

MotorFan編集部