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目指すはキャルルックなデートカー♡
皆さまご無沙汰しております。クラシック・ジムニー不定期連載、2023年もよろしくお願いいたします。
さて我がジムニー(JA71C)、手入れの甲斐ありいまのところ元気である。走りに問題がなくてもなにか手を入れたくなる。それがジムニー。
以前、クラシックミニを所有していたことがあるのだが、クラシックミニには数多くのドレスアップパーツが存在し、ミニの専門店に行くと毎週のように1万円……2万円……と出費がかさんだものだ。
ジムニーも同じで、数多くのアフターパーツが存在する。それもかなりお安い値段で。豊富なアウターパーツがあること、これもジムニーが長く愛される大きな要因のひとつなのだろう。

さて、今回はインテリアに手を出してみる。目標は「スペシャルなデートカーを作ろう!」だ。
外はボロボロでも、ドアを開けたら「まぁ素敵!」となるような、キャルルックを目指す(いまもキャルルックって言うのかしらん)。
まずはこのドアトリム。
現状は「あれ、ここ、レザーが貼ってあった気がするが?」の化粧のビニールレザーはすべて剥がれて、芯となるダンボールみたいなベースがむき出し状態(それも長年の雨でシミだらけ)。僕はこれでも良いのだが……ちょっとね~、女性には見せられん。

純正があれば良いのだが、まず手に入らないだろう。そこで用意したアフターパーツは、アルミ製のドアトリム。
もちろんアルミのままでも良いのだが、インテリアはブルーのボディ色の反対色のオレンジでまとめてみたい。
そこでオレンジのカーボン調カッティングシートを用意した。


作業はわりと簡単。ドアトリムは平面なので貼りやすい。貼り終わったら、カッターでボルトの孔をくりっとやれば上手くいく。だが、ほとんどのアフターパーツのドアパネルは純正のドアトリムと留めかたが違い、ドアにタッピング用の孔を新たに作る必要がある。工具はドリルとドライバー。そんなわけでオリジナルを維持したい人には薦められない。



シートとステアリングホイールも見た目UP!
さてと、お次はシートだ。できれば専門業者に頼んで張り替えるのがベスト。だが、当然高価になるので、シートカバーをかけることにする。
ちなみにシートはJA71Cのシートではなく、JA22Wあたりのジムニーのシートに替えてある。これ、苦労した。同じジムニーと言っても簡単に装着できるわけもなく、ベースを自作。
でも型式が新しいジムニーのシートなので、なんとかフィットしそうなシートカバーを探せた。JA71Cのシートのままでは探せなかったのではないかと思う。

ステアリングホイールはカバーで凌ぐ。ステアリングカバーには編み込んで締めつけるがタイプが存在する。割と簡単で、ただ被せるだけのカバーよりも見た目も良い。
ほぼ1時間の作業となるけれど、コツとしては、カバーが大きく、緩い場合はハサミなどで縁を切る調整するとよいと思う。
じつはステアリングホイールもJA71Cのものではない。これもJA22Wあたりのステアリングホイールで、シート同様装着するのに苦労した。
方向指示器のキャンセラーが違うので、新しくキャンセラーの棒をステアリングホイール側に自作。だが、JA71Cのステアリングホイールのままだと、細すぎてこのカバーは使えない。結局「素直に市販のボスを使い、モモやナルディを」コレが一番。


当然余ったカッティングシート。これも無駄にはできない。「オレンジがちょいとしつこいな~」このあたりを狙おうと思う。
まずはウインドウレギュレーターに丸ぽちを入れてみる。わざと中心をずらして貼る。回転した時の動きがコケティッシュ。いたずら心を忘れない。パワーウインドウでないところを逆手に取ろう。

そうそう、助手席のアシストグリップにもカッティングシートを巻いておく。そのラインの延長線に細いオレンジを入れていけば、インテリア全体がひとつのテーマにまとまるだろう。

大寒波襲来。冬のフィールドは静かである。テントに薪ストーブを入れて、中はぬくぬく。あ、残念ながらソロなんです。ふたりで過ごすにはこのテントは小さすぎ。買うかぁ~、ちょいと大きいの。
