クラシック・ジムニー(JA71C)のインテリアをDIYでリフレッシュ|目指せ! 外はボロでも、ドアを開けたら、”まぁ素敵!”

ご無沙汰のクラシック・ジムニー(JA71C)です。さて、今回のお題は、キャルルックデートカーを作ろう! です。
お久しぶりのクラシック・ジムニー(JA71C型)。1986年型だから、車齢37歳を迎えんとしている老兵だ。だが、そこはジムニー。いろいろなところに手を入れながら、元気に走り回っている。今回チャレンジするのは、インテリアのリフレッシュだ。もちろん、DIYで。目指すは、「スペシャルなデートカー!」DIYのコツも含めてお届けします。

TEXT & PHOTO:伊倉道男(IKURA Michio)

目指すはキャルルックなデートカー♡

皆さまご無沙汰しております。クラシック・ジムニー不定期連載、2023年もよろしくお願いいたします。

さて我がジムニー(JA71C)、手入れの甲斐ありいまのところ元気である。走りに問題がなくてもなにか手を入れたくなる。それがジムニー。

以前、クラシックミニを所有していたことがあるのだが、クラシックミニには数多くのドレスアップパーツが存在し、ミニの専門店に行くと毎週のように1万円……2万円……と出費がかさんだものだ。

ジムニーも同じで、数多くのアフターパーツが存在する。それもかなりお安い値段で。豊富なアウターパーツがあること、これもジムニーが長く愛される大きな要因のひとつなのだろう。

目指せ「スペシャルデートカー!」

さて、今回はインテリアに手を出してみる。目標は「スペシャルなデートカーを作ろう!」だ。

外はボロボロでも、ドアを開けたら「まぁ素敵!」となるような、キャルルックを目指す(いまもキャルルックって言うのかしらん)。

まずはこのドアトリム。

現状は「あれ、ここ、レザーが貼ってあった気がするが?」の化粧のビニールレザーはすべて剥がれて、芯となるダンボールみたいなベースがむき出し状態(それも長年の雨でシミだらけ)。僕はこれでも良いのだが……ちょっとね~、女性には見せられん。

現状のドアトリム「あれ、ここ、レザーが貼ってあったような気がしなくもない気がしない?」

純正があれば良いのだが、まず手に入らないだろう。そこで用意したアフターパーツは、アルミ製のドアトリム。

もちろんアルミのままでも良いのだが、インテリアはブルーのボディ色の反対色のオレンジでまとめてみたい。

そこでオレンジのカーボン調カッティングシートを用意した。

作業はわりと簡単。ドアトリムは平面なので貼りやすい。貼り終わったら、カッターでボルトの孔をくりっとやれば上手くいく。だが、ほとんどのアフターパーツのドアパネルは純正のドアトリムと留めかたが違い、ドアにタッピング用の孔を新たに作る必要がある。工具はドリルとドライバー。そんなわけでオリジナルを維持したい人には薦められない。

ボルトの孔はカッターでくりっとやれば上手くいく。
オレンジカーボン調ドアトリムのできあがり。
装着にはタッピング用の孔を新たに作る必要がある。工具はドリルとドライバー。

シートとステアリングホイールも見た目UP!

さてと、お次はシートだ。できれば専門業者に頼んで張り替えるのがベスト。だが、当然高価になるので、シートカバーをかけることにする。

ちなみにシートはJA71Cのシートではなく、JA22Wあたりのジムニーのシートに替えてある。これ、苦労した。同じジムニーと言っても簡単に装着できるわけもなく、ベースを自作。

でも型式が新しいジムニーのシートなので、なんとかフィットしそうなシートカバーを探せた。JA71Cのシートのままでは探せなかったのではないかと思う。

シートカバーはシートを外し、各トリムも外して装着。

ステアリングホイールはカバーで凌ぐ。ステアリングカバーには編み込んで締めつけるがタイプが存在する。割と簡単で、ただ被せるだけのカバーよりも見た目も良い。

ほぼ1時間の作業となるけれど、コツとしては、カバーが大きく、緩い場合はハサミなどで縁を切る調整するとよいと思う。

じつはステアリングホイールもJA71Cのものではない。これもJA22Wあたりのステアリングホイールで、シート同様装着するのに苦労した。

方向指示器のキャンセラーが違うので、新しくキャンセラーの棒をステアリングホイール側に自作。だが、JA71Cのステアリングホイールのままだと、細すぎてこのカバーは使えない。結局「素直に市販のボスを使い、モモやナルディを」コレが一番。

当然余ったカッティングシート。これも無駄にはできない。「オレンジがちょいとしつこいな~」このあたりを狙おうと思う。

まずはウインドウレギュレーターに丸ぽちを入れてみる。わざと中心をずらして貼る。回転した時の動きがコケティッシュ。いたずら心を忘れない。パワーウインドウでないところを逆手に取ろう。

ウインドウレギュレーターに丸ぽちを入れてみる。わざと中心をずらして貼る。

そうそう、助手席のアシストグリップにもカッティングシートを巻いておく。そのラインの延長線に細いオレンジを入れていけば、インテリア全体がひとつのテーマにまとまるだろう。

アシストグリップにもカッティングシート。

大寒波襲来。冬のフィールドは静かである。テントに薪ストーブを入れて、中はぬくぬく。あ、残念ながらソロなんです。ふたりで過ごすにはこのテントは小さすぎ。買うかぁ~、ちょいと大きいの。

テントに薪ストーブを入れて、テント内はぬくぬくです。それではまたお目にかかります。

キーワードで検索する

著者プロフィール

伊倉 道男 近影

伊倉 道男

フォトグラファー。国学院大学法学部法律学科卒。アパレル会社にて総務人事、営業を経験。その後、但馬 治…