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こだわりの野営道具
ハッピーマウンテン・カンパニーから、オリジナリティ溢れる焚き火台が発売される。テーマはこだわりの野営道具だ。焚き火台を基本として、専用の極厚鉄板。そしてセルヴィッチ処理されたデニムの専用ケースが付く。
とくにこだわった部分は、極厚鉄板による焼き加減だという。そして移動を考えて、収納時にはできるだけコンパクトに。もちろん品質も。日本の技術を使い、最高のキャンプシーンを演出したいという熱い想いで開発された焚き火台だ。詳しく見ていこう。
この焚き火台は大きく分けて4つのアイテムから構成される。
まずは谷のような燃焼台のカタチから「Fire Wood Valley(ファイアーウッドバレー)」と名づけられた、組み立て式の焚き火台。美しく仕上げられた1mmのステンレス板で構成され、慣れると1分ほどで組み立てることができる。え? 厚さ1mmなの? と感じるかもしれないが、組み立てると立体構造となり、10インチのダッチオーブンでも楽々と支えることができるのだ。
ステーキを焼くにはなにが必要か。そう、温度の安定である。熱を保持するためには鉄板は厚いほうが良い。6mmの極厚鉄板(ステンレスと黒皮仕上げから選択ができる)はオリンピックの競技でもある飛び込み台にカタチが似ていることから「Diving Table(ダイビングテーブル)」と名づけられた。
このDiving Tableを自由に火力調整ができるアイデアが極厚鉄板昇降用「STOB」。極厚鉄板Diving Tableのカンチレバー構造を利用して自由に昇降させることができる。火が強いときは上げて、燠火の場合は下げると良い。
さぁ、焚き火台を組んでいこう。まずは上下をひっくり返すと組みやすい。
①底板を脚の部分に通す。
②上下を戻して脚の部分にプレート(ホールのないプレート)を入れ、下げて固定する。
③底板を固定するプレート(極厚鉄板昇降用杭STOBに通すホールがある)を底板の下に入れ固定。
④鉄板昇降用杭STOBを焚き火台にあるホールに通し、ペグハンマーなどで地面に打ち込めば準備完了。
この焚き火台は “自分で育て上げていくキャンプグッズ” がコンセプトでもある。こだわり抜いた作りでバリなど皆無。もちろん、ファブリックに関してもほつれなども皆無である。
自分で育てていく、ということで個人的なカスタムを行なった。まずは専用の焚き火シート。極厚鉄板昇降用杭STOBは地面に打ち込むので、焚き火シートに孔をあけ、ハトメを追加。12mmのハトメがジャストフィット!
もうひとつ、極厚鉄板Diving Table用のペグのカバー。こちらはミンクオイルを染み込ませておく。この作業は、自分の体温でミンクオイルを溶かして塗り込む。久しぶりで楽しい。
焼き加減や、如何に!
さぁ料理。もちろんステーキ。スライスされた骨付きのアメリカ産牛肉。メインはアメリカ産の分厚いステーキだ。味つけはシンプルに塩、胡椒、ガーリックのみ。
さぁ、Fire Wood Valleyへの初火入れだ。もちろん金属なので、熱でゆがみはでる。だが、組んだ状態でのゆがみは、次に組む時に組みやすくなることも多い。焚きつけは白樺の皮。脂を多く含んでおり、最近のお気に入りだ。
6mmのDiving Tableの熱エネルギーの保持力はやはりすごい。不安定になりがちな、炎が出ている薪を熱源としても均一に熱が通っていく。今後肉を焼くときに、いままでのように、燠火を作ってから焼く必要はなくなりそうだ。
こちらの商品の詳細はハッピーマウンテン・カンパニーHPをご覧ください(外部サイト)https://www.happymountains.co.jp/home/プロジェクト/こだわりの野営道具/