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今日は何の日?

■2代目フィットベースのステーションワゴン・フィットシャトル

2011年6月16日にデビューしたホンダ「フィットシャトル」

2011(平成23)年6月16日、ホンダはコンパクトなステーションワゴン「フィットシャトル」と「フィットシャトル・ハイブリッド」を発売した。フィットシャトルは、2代目「フィット」をベースにワゴン化することで、収納スペースを拡大したことによる使い勝手の良さや、優れた燃費、乗り心地などを実現した5ナンバーサイズのコンパクトカーである。

フィットシャトルの源流となったシビックシャトル

1983年10月にデビューしたホンダ「シビックシャトル」

ホンダで初めて「シャトル」を名乗ったのは、1983年9月にデビューした3代目「シビック」の翌10月に登場した「シビックシャトル」である。シビックシャトルは5ドアのハイトワゴンであり、最大の特徴は2.0Lクラスに相当する室内空間で、特に後席スペースは圧倒的な広さを誇った。

シビックシャトルは、1987年10月に4代目「シビック」へのモデルチェンジに合わせて2代目へと進化した。2代目の特徴は、ワイドな曲面ガラスを採用したフラッシュサーフェス・フロントウインドウやリア・クォーター・ベントガラスウインドウなどにより、明るく広々とした室内空間だった。

1995年9月にシビックは5代目にモデルチェンジしたが、シビックシャトルは設定されず、この時点でシビックシャトルはラインナップから消えた。

1996年2月にデビューしたコンパクトステーションワゴン、ホンダ「オルティア」

その後、1996年2月には、シビックシャトルの実質的な後継であるコンパクトステーションワゴン「オルティア」が登場。当時は、スバルの「レガシィ・ツーリングワゴン」がけん引するステーションワゴンブームが起こっていたが、ファミリー志向だったオルティアは地味な印象で苦しい販売を強いられ、2002年に生産を終えた。この時点で、シビックベースのワゴンはラインアップから消えた。

大ヒットしたフィットとフィットベースのエアウェイブ誕生

2001年6月にデビューしたホンダ初代「フィット」

2001年6月、先進のコンパクトカーであるホンダ「フィット」がセンセーショナルなデビューを飾った。最大の特徴は、ホンダ伝統の“MM(マンマキシマム・メカミニマム)思想をベースに、燃料タンクを前席下の車両中央に配置したセンタータンクレイアウトを採用して、コンパクトカーでありながら圧倒的なスペースユーティリティを実現したことだった。

優れたエンジン性能による小気味よい走りと広い室内を実現したフィットは大ヒットし、発売の翌年にはカローラを抑えてホンダとして初の登録車トップの座を獲得した。

2005年4月にデビューしたコンパクトステーションワゴン、ホンダ「エアウェイブ」(初代フィットベース)

また2005年5月には、そのフィットをベースにしたオルティアの後継となるステーションワゴン「エアウェイブ」がデビュー。エアウェイブは、その名の通り大型のガラスルーフの“スカイルーフ”が特徴であり、車室スペースの広さと巧みなシートアレンジも魅力だったが、2010年に生産を終えた。

フィットシャトルのベースとなった2代目フィット

2007年10月」にデビューしたホンダ2代目「フィット」

そして2007年10月、フィットはモデルチェンジで2代目へと進化した。キープコンセプトながら、デザインや走り、使いやすさ、燃費について、全方位で正常進化を図った。

ボディやホイールベース、トレッドの拡大によって、室内スペースを拡大。スタイリングは、Aピラーを先代に比べて120mm前方に移動(超フォワードキャビン)させ、ノーズからルーフへとつながるウェッジシェイプが強調された。

パワートレーンは、新開発の最高出力100ps/最大トルク13.0kgmの1.3L 直4 SOHC i-VTEC、120ps/14.8kgmの1.5L 直4 SOHC i-VTECの2種エンジンと、CVTおよび5速ATの組み合わせ、駆動方式はFFと4WD。また、エンジンやCVTの効率向上などによって燃費も5%以上改善された。

また2010年10月には、フィットハイブリッドが追加された。ハイブリッドは、最高出力88ps/最大トルク12.3kgmの1.3L 直4 DOHC i-VTECエンジン+14ps/8.0kgmのモーターを装備した“IMA(ホンダ・インテグレーテッド・モーターアシスト)”の組み合わせ。IMAは、エンジンとトランスミッションの間に挟み込んだモーターで、エンジン出力をアシストするマイルドハイブリッドである。

2代目フィットベースのフィットシャトル誕生

2011年6月16日にデビューしたホンダ「フィットシャトル」

2011年6月のこの日、「エアウェイブ」の後を継ぐ形で2代目「フィット」ベースのステーションワゴン「フィットシャトル」がデビューした。室内・収納スペースの広さ、使い勝手の良さと走り、加えて燃費の良さが特徴だった。

2011年6月16日にデビューしたホンダ「フィットシャトル」
2011年6月16日にデビューしたホンダ「フィットシャトル ハイブリッド」

パワートレーンは、2代目フィットのエンジンとハイブリッドシステムが流用された。ガソリン車は、1.5L直4 DOHC i-VTECエンジンとCVTおよび5速ATの組み合わせでFFと4WDが用意された。ガソリン車とハイブリッド車とも、燃費はフィットと同等レベルでトップクラスの燃費性能が達成された。

ホンダ「フィットシャトル」の乗降性、居住性
ホンダ「フィットシャトル」のラゲッジスペース
ホンダ「フィットシャトル」のパッケージング
ホンダ「フィットシャトル」のパワートレーン

車両価格は、161.0万~182.5万円(ガソリン車)/181.0万~233.0万円(ハイブリッド車)に設定。フィットシャトルは立ち上がりの販売こそ順調だったが、その後は徐々に失速。燃費と走り、収納スペースについては高い評価を受けたが、ステーションワゴンブーム自体の人気も低迷し始めたことから、結局販売は回復しないまま2015年に販売を終えた。

ホンダ「フィットシャトル」のリアビュー
ホンダ「フィットシャトル」のコクピット
ホンダ「フィットシャトル」のシートアレンジ

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2015年5月にデビューしたホンダ「シャトル」

2015年4月には、フィットシャトルを進化させた「シャトル」も登場。ガソリン車もパワーアップし、ハイブリッド車もマイルドハイブリッドから本格ハイブリッドへ進化させるなど、ステーションワゴンとしての魅力は増した。しかし、ミニバンやSUVが市場を席巻する状況では、存在感を示すことはできずに2022年に生産を終えた。
毎日が何かの記念日。今日がなにかの記念日になるかもしれない。

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