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今日は何の日?■クロスオーバーSUVをセダン化したSX4セダン

2007(平成19)年7月24日、前年にデビューして欧州をはじめとする世界各地で高い評価を得たスズキのクロスオーバーSUV「SX4」に、新たに「SX4セダン」が加わった。ヨーロピアンテイストのデザインや快適な室内空間、楽しい走りはそのままに、セダンならではの流麗なフォルムが特徴だった。
フィアットとの共同開発で誕生したSX4

スズキは、1981年8月にGMと資本・業務提携を締結し、一方のフィアットは経営が不安定となり2000年にGMと提携。このように両社ともGMと提携関係にあったことから、スズキとフィアットは小型世界戦略車の共同開発を進めた。
開発されたクルマは、スズキの新Aセグメント・プラットフォームをベースとする5ドアハッチバックの小型クロスオーバーSUV。エンジンはガソリンとディーゼルを搭載し、スズキ製とフィアット製で外観を変更することで、ブランドの差別化が図られた。

日本では、車名「SX4」として2006年7月に市場に投入。丸みを帯びたフェンダーを持つヨーロピアンテイストの躍動感のあるウェッジシェイプのスタイリングが特徴だった。デザインは、イタリアのジウジアーロ率いるイタルデザインと協同で行なわれ、ボディサイズは「スイフト」よりひと回り大きく、「エスクード」よりひと回り小さかった。
エンジンは、最高出力110ps/最大トルク14.6kgmを発揮する1.5L 直4 DOHC、145ps/18.7kgmの2.0L 直4 DOHCの2種、日本仕様はフィアット製のディーゼルエンジンは搭載されなかった。トランスミッションは4速ATのみで、駆動方式はFFと電子制御式4WD「i-AWD」が用意された。
車両価格は、1.5L仕様の標準グレードが164.85万円(2WD)、2.0L仕様が182.7万(2WD)/203.7万円(4WD)に設定された。SX4は、日本ではスイフトのようなヒットモデルにはならなかったが、世界的には一定の人気は獲得した。
ハッチバックSX4派生のSX4セダン追加

「SX4」の発売から1年後の2007年7月のこの日、派生車として「SX4セダン」がデビューした。欧州では、ハッチバックが人気だが、コンパクトセダンの需要は日本では縮小気味ながら北米や中国、インドなどでは需要がまだ大きかったことから「SX4」が投入されたのだ。

世界戦略車のコンパクトセダンとしては、2001年11月にデビューした「エリオセダン」が2007年4月に生産を終えたため、SX4セダンは実質的にはエリオセダンの後継と位置付けられた。
ヨーロピアンテイストのデザインや快適な室内空間、楽しい走りはSX4そのままに、セダンならではの流麗なフォルムを採用。また優れた居住性と515Lの大容量トランクルームによってセダンとして実用性を高め、さらに快適な乗り心地が実現された。

パワートレーンは、SX4と同じ最高出力110ps/最大トルク14.6kgmを発揮する1.5L 直4 DOHCエンジンと4速ATの組み合わせのみ、また駆動方式もFFのみだった。
その他にも、後席の背もたれを倒すことで室内とトランクが繋がるトランクスルー機能や携帯リモコンを身に付けているだけでドアの施錠・解錠、エンジン始動ができるキーレススタートシステム、フルオートエアコンを標準装備するなど、装備も充実された。

車両価格は、149.1万円/165.9万円の2グレードで、SX4とほぼ同額設定だった。インドなど海外では人気を記録したが、コンパクトセダン市場が縮小した日本では、人気を獲得できずに2014年10月に生産を終えた。
SX4の後継SX4 Sクロスは海外で人気に

セダンととともにハッチバックの「SX4」も同時にいったん日本での販売を終えたが、2代目に相当する「SX4 Sクロス」が2015年2月にデビューした。
SX4 Sクロスは、SX4よりひと回り大きなボディとなり、ダイナミックなフロントマスクにフェンダーアーチモール、シルバーアンダーガーニッシュなどでSUVらしさを強調、インテリアについてもスポーティなインパネやマルチインフォメーションディスプレイなど先進性をアピールした。

パワートレーンは、最高出力117psの1.6L 直4 DOHCエンジンとCVTの組み合わせ。駆動方式は、FFと新しい4WDシステムが用意された。
SX4 Sクロスは、発売後も様々な商品力強化を図り、一定の人気を得られたが、激戦区のコンパクトクロスオーバーSUVのなかでは大きなアピールができずに、2020年12月に国内販売を終了。しかし、安定した人気を獲得していた海外では、まだ生産して販売を続けている。
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ハッチバックの「SX4」(SX4 Sクロス)は、今も海外で生産・販売されているが、SX4セダンはラインナップから消えてしまった。発売当時はインドなど海外で人気があったが、2025年には海外でも生産・販売を終了した。新興国でもセダン需要は縮小し、ハッチバックのクロスオーバーSUVが人気あるのだ。
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