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今日は何の日?■人気のポルテが初のモデルチェンジで2代目へ進化

2012(平成24)年7月23日、トヨタは人気のコンパクトハイトワゴン「ポルテ」をモデルチェンジして2代目へと進化させた。最大の特長である助手席側の大開口スライドドアや低床フロアを継承しながら、運転席側にリヤドアを新設するなど、さらなる使い勝手の改良を加え、実用性が大きく向上した。
ユニークな非対称なコンパクトハイトワゴン、ポルテ誕生

2004年7月にデビューした「ポルテ」は、初代「ヴィッツ」のプラットフォームをベースに、ホイールベースを2600mm(ヴィッツ比+230mm)に延長し、車高1700mmの5人乗りのユニークなコンパクトハイトワゴンである。

最大の特徴は、助手席側中央部に設けた大開口(1020mm)電動スライドドアと、地面から300mmの低床である。低床と大きいスライドドアによって、乗員の乗降だけでなく荷物の積み下ろしも容易に行なえ、また高い車高から生み出される広い室内空間も大きな魅力だ。

さらに、スライド幅を750mmとした助手席シートや、前側を引き起こしてフロアスペースを広げる後席のシートクッション、分割可倒式の後席シートバックなどの多彩なシートアレンジによりマルチな用途に対応できた。
パワートレーンは、最高出力87ps/最大トルク12.3kgmを発揮する1.3L 直4 DOHCおよび109ps/14.4kgmの1.5L 直4 DOHCの2種エンジンとSuper ECT(4速AT)の組み合わせ。駆動方式は、当初はFFのみだったが1.5L車には4WDが追加された。

車両価格は、138.6万~149.1万円(1.3L車)/157.5万円(1.5L車)に設定され、その使い勝手の良さから特に子育て世代のファミリーを中心に広い層からの支持を受けて人気モデルとなった。
キープコンセプトで、さらに使い勝手を向上した2代目





2012年7月のこの日、「ポルテ」は2代目へと進化した。また同時に、カローラ店とネッツ店向けに兄弟車「スペイド」が設定された。
ボディ形状とサイズは基本的に初代と同等で、外観も初代のイメージを継承。最大の特長である助手席側の大開口電動スライドドアや低床フロアを継承しながら、新たに運転席側にリヤドアを設けて3ドアハッチバックとし、乗降性が改善して実用性がさらに向上した。
インテリアについては、インパネのデザインを一新し、シフトレバーの位置もコラムからインパネに移動。さらに、低床フラットフロア化による収納スペースの増加など、使い勝手も改善。また運転席側ドアミラーをドアパネルに取り付け、フロントピラーをスリム化するなどして、左右斜め前方の視認性を向上させるなど細かな配慮も施された。


パワートレーンは、最高出力95ps/最大トルク12.3kgm の1.3L 直4 DOHC、109ps/13.9kgmの1.5L 直4 DOHCの2種エンジンと、高効率なSuper CVT-iを装備。Super CVT-iの最世によって、変速ショックのない滑らかな走りと低燃費が実現された。駆動方式は、基本FFで初代同様1.5L車では4WDが選べた。
車両価格は、145.0万~155.0万円(1.3L車)/159.0万~191.0万円(1.5L車)に設定。2代目の発売から1ヶ月の受注は、ポルテが約1.1万台、スペイドが1.3万台と好調なスタートを切った。
好調なシエンタに引き継ぎ、役目を終えたポルテ

その後「ポルテ/スペイド」の販売が徐々に下降線を辿る中、2015年7月にデビューしたコンパクトミニバン「シエンタ」の2代目が大ヒットした。

2代目シエンタは、初代のキュートな雰囲気からトレッキングシューズをイメージしたスポーティなフォルムに変貌し、コンパクトミニバンながら乗降しやすいフラットで低い床、ワイドなスライドドアが特徴だった。さらにハイブリッドが用意されて、小さな子供を持つヤングファミリー層からシニア層まで幅広いユーザーに支持された。

ポルテ/スペイドは、トヨタのラインナップの中でコンパクトなハイトワゴンとして十分な役目を果たしてきたが、トヨタの販売店系列からの脱却戦略の影響もあり、人気のシエンタにその座を譲り、2020年12月に生産を終えた。
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安定した人気を維持していた「ポルテ」だったが、より扱いやすく安価な軽のスーパーハイトワゴンやより実用的なシエンタのようなコンパクトなミニバンの台頭によって、その立ち位置が中途半端になった。またハイブリッド車の設定がなかったことも、販売が期待したほど伸びなかった一つの要因になったかもしれない。
毎日が何かの記念日。今日がなにかの記念日になるかもしれない。





