EVライフを支える充電関連アイテムも充実。「V2Hスタンド」を新発売

EVに対する一時の逆風が収まり、中東情勢によるガソリン高の影響や政府の補助金増額といった後押しもあり、再びEVに追い風が吹きつつある今日このごろだが、5月21日に発売されたホンダ・Super-ONE(スーパーワン)に大きな注目が集まっている。オーダーは4月16日から始まったのだが、5月末時点ですでに8006台の受注を集めており、ディーラーの試乗車登録などを含めると、その総数は1万1000台規模に達しているというから驚きだ。5月の販売ランキングにおいて、EVの中では最も販売台数が多かったトヨタbZ4Xが2036台だったことを考えると、スーパーワンのスタートダッシュがかなりのものだということがわかる。

EV市場を見ると、直近は登録車のカテゴリーの伸長が顕著だが、コンパクト/スモールのセグメントはまだまだラインナップが少ない。特にスポーティさを謳ったコンパクトEVは珍しい。そんなブルーオーシャンにスーパーワンを投入することで、市場拡大を図ろうという狙いがある。
ホンダ・スーパーワンのメインターゲットは50代の新しもの好きの男性で、サブターゲットとしてその子ども世代を設定。実際の購入者は約9割が男性で、50〜60歳代の年齢層が半数以上というから、狙いどおりのユーザーの心を掴んでいると言えそうだ。

シティ ターボIIをオマージュした「BULLDOG STYLE(ブルドッグ スタイル)」

そんな絶好調のスーパーワンだが、ホンダアクセスが用意する純正アクセサリーも気合が入っている。エクステリアでは純正アクセサリーを組み合わせたコーディネートとして「BULLDOG STYLE(ブルドッグ スタイル)」を提案する。1983年発売で「ブルドッグ」が愛称だったシティ ターボIIをオマージュしたもの。背の高いトールボディにオーバーフェンダーを組み合わせ、元気な走りを想起させるシティ ターボIIのスタイルは、コンパクトでファンな走りが持ち味のスーパーワンと相通ずるものがある。

ホンダアクセスでは当初、スーパーワンの純正アクセサリーを開発するにあたって戸惑いがあったという。スーパーワンは標準の状態で十分ファンなクルマであり、純正アクセサリーでそれをどう広げられるのか、確信がもてなかったからだ。そんなときにシティ ターボIIの当時のアクセサリーカタログを参照すると、開発陣が自由な発想で遊び心にあふれたアイテムを展開しているのに刺激され、自分たちも楽しんでつくることの大切さを再認識。「REIWA BULLDOG」というコンセプトを掲げた純正アクセサリーの開発に至ったというわけである。

ホンダアクセスの純正アクセサリーを装着したスーパーワン「BULLDOG STYLE」。
LEDフォグライトやデカールBULLDOG、テールゲートスポイラーなどで、往年のシティ ターボIIのスタイルを現代流に復活させた。

では、「REIWA BULLDOG」を象徴するアイテムをご紹介しよう。まずはLEDフォグライト(バイカラー)だ。シティ ターボIIは、当時流行していたイエローのフォグライトがフロントマスクのチャームポイントのひとつとなっていた。スーパーワンはフォグライトが未装備なので、イエローとクリアの光をスイッチひとつで簡単に切り替えられるバイカラー仕様のフォグライトを設定し、実用性と遊び心を両立している。

LEDフォグライト(バイカラー):4万9500円 ※取付費を含まない参考価格(以下同様)

シティ ターボIIのボディサイドにあしらわれていた「TURBOII」をモチーフとした大型デカールにも注目だ。開発途中では「TURBOIII」とする案も有力候補だったそうだが、議論を重ねた末、シティ ターボIIの愛称だった「BULLDOG」に決定したという。ボディサイドにデカールを貼る位置も、3ドアだったシティ ターボIIと5ドアのスーパーワンとで同じバランスに見えるよう検討を重ねて決められたもの。真横から見て、ちょうどデカールの中央位置にドライバーが座るようなバランスに設定されているのもこだわりだ。

デカールBULLDOG(フロントバンパー/フロントドア左右/テールゲート用):2万3100円。デモカーには「デカール ピンストライプ(1万5400円)」も装着済み。

もうひとつが、テールゲートスポイラーだ。中央部が湾曲した翼面形状が特徴的だが、その起点となったアイデアスケッチは20代の女性デザイナーが描いたもの。それを60代のベテランデザイナーが最終的な造形まで仕上げたという、2世代のデザイナーが手を携えて完成したアイテムなのである。

テールゲートスポイラー:7万7000円(クリスタルブラック・パール)

大きなバッテリーを備えるEVが非常時の蓄電池に。電気代節約にもつながるV2Hスタンド

ホンダアクセスではEVであるスーパーワンの実用面をサポートするアイテムも揃えている。5月21日には「V2H充電器(ホンダV2Hスタンド)」を発表した。V2Hとは「ヴィークル・トゥ・ホーム」の略で、EVのバッテリーに蓄えられた電力を家庭に供給するための機器となる。EVが非常時の蓄電池となるだけでなく、深夜電力で充電しておいて、家電を使うことが多い昼間に放電することで電気料金を節約することも可能だ。さらに太陽光発電と組み合わせるのも効果的。日中に使い切れなかった太陽光発電の電力をEVに充電しておき、夜間や雨の日など太陽光発電ができない時間帯に放電すれば、電気代をいっそう抑えられる。

V2H 充放電器(ホンダV2Hスタンド):110万円

ホンダのV2Hスタンドは幅426mm、奥行き300mmとスリムなフォルムが特徴で、駐車スペースにも収まりやすい。EVへの充電は、急速充電ポートで最大5.9kWの出力に対応している。普通充電の一般的な出力は3kWなので、約2倍の速さで充電が可能だ。スマホのアプリを使えば、外出先からでも充放電の遠隔操作を行なうこともできる。

EVへの接続は急速充電ポートを介して行なう。

そんな具合に、スマートなEVライフの一助になるV2Hスタンドだが、どこで売っていて何を選べば良いのか、見当もつかない、というのが多くの人の本音ではないだろうか。ホンダアクセスのV2Hスタンドでうれしいのは、ディーラー(ホンダカーズ)でEVを購入する際にいっしょに商談できること。設置の際は分電盤などの工事も必要となるが、それについても施工のノウハウと実績が豊富な業者(ビックカメラ/JM社)を紹介してくれて、全国エリアで対応可能というのが頼もしい。

価格は110万円と、決して安くはない。設置工事費も含めると、総額は約175万円となる。しかし、V2Hに関しては国と多くの自治体から補助金が交付されるので、実質的な負担額を大幅に抑えられる。また、V2Hスタンドはスーパーワンのみならず、CHAdeMOの急速充電ポートを備えたEVならば利用できるので、今後、同車から別のEVに乗り換えたとしても、長く使うことができる。戸建てにお住まいでスーパーワン購入を検討しているなら、検討してみる価値は十分にある。

EV・PHEV用普通充電器「ホンダEVチャージャー」も発売中。コンパクトな本体と、コネクターホルダーが別体式なので設置しやすいのが特徴だ。充電出力は6kWで、価格は22万2200円。
AC外部給電器(4万1800円)を使えば、EVのバッテリーから電化製品などに最大1500Wの電気を供給可能。
車外からバッテリーの残量が確認できる充電インジケーター(3万1900円)も便利。