「EVの普及」「再生可能エネルギーの普及」「強靱化の支援」を柱に連携を強化。日産の「ブルー・スイッチ」活動としては206件目の取り組み
日産自動車及び島根日産自動車、日産サティオ島根は2月3日、邑南町（島根県）並びに、おおなんきらりエネルギー株式会社と、電気自動車及び再生可能エネルギー普及促進によるカーボンニュートラルなまちづくりに関する連携協定を締結した。
この協定は「走る蓄電池」となる電気自動車（EV）と再生可能エネルギーの普及を通じて脱炭素社会実現を推進すると同時に、災害による停電が発生した際の電力源として、日産の販売会社や、おおなんきらりエネルギーから「日産リーフ」等のEVの貸与や、災害時協力登録車制度を活用することで、災害時の電力供給体制を構築し、持続可能なまちづくりを目的としたもの。ゼロ・エミッション社会の実現を目指す日産の「ブルー・スイッチ」活動としては、206件目の取り組みとなる。
邑南町、おおなんきらりエネルギーは、再生可能エネルギーの地産地消を拡大し、環境と経済を両立した脱炭素先行地域を確立するとともに、安心・安全で暮らしも環境もより豊かなふるさとを残していくことを目指している。
一方、日産自動車は、EVならではの新たな価値やワクワクを提供し続けるとともに、2018年5月より、EVの普及を通じて、脱炭素、災害対策、エネルギーマネジメント、観光、地方での交通課題などの地域課題解決を目指す、日本電動化アクション「ブルー・スイッチ」を、全国の自治体や企業、販売会社とともに推進。2030年代早期には、主要市場で投入する新型車すべてを電動車両にすることを宣言し、電動化をリードしながら、SDGsの達成やカーボンニュートラルの実現に向けた取り組みを加速している。
この日産自動車が推進する「ブルー・スイッチ」、そして、邑南町、おおなんきらりエネルギー株式会社が推進する環境・防災対策やSDGsの推進と、各者がそれぞれの取り組みに賛同し、同協定を締結する運びとなった。
「電気自動車及び再生可能エネルギー普及促進によるカーボンニュートラルなまちづくりに関する連携協定」の概要は以下の3点で構成され、具体的な内容は下表のとおり。
（1）EVの普及
（2）再生可能エネルギーの普及
（3）強靱化の支援
邑南町は公用車として、EVや電気を取り出す可搬型給電器を導入している。一方、おおなんきらりエネルギーは社用車のEV化を進めている。両者は今後、さらにEVの導入を増やす予定で、環境に配慮したEVや再生可能エネルギー普及を通じて、カーボンニュートラル社会の実現に向けて努めていく。
邑南町、おおなんきらりエネルギー、日産自動車は同協定締結を機に、EVを活用した、環境に優しく災害に強い持続可能なまちづくりを推進し、美しい自然環境を未来に残すため、EVの普及を通じた地域課題の解決、脱炭素社会実現、SDGs達成に向けて、さらに連携を強化していく方針だ。