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環境負荷の低減もカー用品のトレンドに
カー用品でもSDGsに配慮した製品が環境意識の高いメーカーから次々と登場している。新製品にSDGsな要素を盛り込むことは、もはやひとつのトレンドとなっているといってもいい。
そこで、ここでは、そんなSDGsを推進するカーケミカル、カー用品を紹介したい。いずれも、ユーザーに不便を強いてSDGsを目指すのではなく、あくまでも使い勝手や性能は従来どおりかそれ以上というものなので、ユーザーもメリットを実感できるはずだ。
これまでの常識を覆す新しい作りのスプレー容器が登場
まずユニークなのが、クリンビューのコーティング剤『e-Body』シリーズ。通常スプレータイプの液剤は、プラスチックのボトルに入っていて、つけかえ用もボトルを取り替えるという形をとるが、これは薄いパウチ容器を専用のトリガー付きホルダーに取り付けるという新しい方式をとる。
追加購入する際はパウチ容器を購入して付け替える形なので、通常のプラスチック製スプレーボトルを買い替える方式と比べると80%もプラスチック廃棄量が減らせるという。
植物由来の成分を使用する繊維に配合
TOMBOYのクッション2種類は、いずれも植物由来の再生繊維である「ビスコースレーヨン」を使っている。さらに『コーヒー』のほうは、センター部分に抽出後のコーヒー粉を配合した繊維を使用していて、コーヒー粉の抗菌、防臭効果が期待できる。また、なめらかな手触りが魅力の『ミント』のほうは、ハーブのひとつとして非常に人気のあるミントを混ぜ合わせた新開発の生地を使用していて、ミントならではの抗菌・防臭・防カビ・防ダニ効果を発揮する。
このように、単純に化学繊維を減らすだけでなく、ユーザーにとってもメリットが生じるような機能も付加した製品になっているのだ。