新品タイヤの「ヒゲ」は何のためにある?切ってもいいのか?【クルマの雑学】

新品タイヤに付いているゴムの「ヒゲ」のようなもの。「新品タイヤの証」として大切にする方もいると思いますが、これはどんな役割をもっているのだろうか?切ってもタイヤの性能に及ぼす影響はないのだろうか? 実は意外な答えだったんです。

新品タイヤのヒゲの名称は「スピュー」といいます。

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新品タイヤのトレッド面やサイドウォールに生えている「ヒゲ」のような細いゴム。このヒゲはいったい何なんなのでしょうか?どのような役割をもっているのでしょうか?

このタイヤに生えるヒゲの名称は英語で「spew(スピュー)」と言われていて、タイヤを製造する際に必要な空気穴に関係があるそうです。英語の意味としては、吐き出す。噴出する。といった感じです。

タイヤの製造は、材料となるゴムなどをモールドと呼ばれる金型に入れ、熱と圧力をかけて成形します。そのときにゴムと金型の密着性を高めるため、ゴムと金型の間の空気を取り除く必要があります。
そのため、金型に小さな穴を開けておいて、そこから空気が逃がしています。その際に空気と一緒に穴へゴムが流れ込むことでスピューができます。

ヒゲが性能に及ぼす影響は「特にない」

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スピューの性能や品質に影響する役割は特に無いそうです。ですので、切ってしまっても、そのまま残しても問題ありません。最近では出荷前にカットされることも多く、最新の金型ではスピューができないタイヤも製造されているそうです。

まとめると、新品タイヤの「ヒゲ」は製造時に必要な物であるが、ユーザーにとっては特にメリット・デメリットのあるものではなくタイヤの性能に影響しない。ということがわかりました。ただ、タイヤの性能に影響するものでなくともヒゲは「新品タイヤの証」であることは間違いないようです。

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