トーヨータイヤが4月15日から「タイヤ安全啓発活動」を全国6カ所のイオンモールで実施

トーヨータイヤはこのほど、適正な状態でタイヤを使用することの重要性をドライバーの方々に理解してもいらうために、ドライブシミュレーターを活用した「タイヤ安全啓発活動」を、4月15日(土)より順次、全国各地のイオンモールの協力のもと実施すると発表した。なお、春と秋の全国交通安全運動期間中に開催するこの活動は、会場最寄りの警察署と一部共同で開催する。

独自開発のドライブシミュレーターにより、タイヤが摩耗している場合の雨天時のコーナリング、タイヤの溝が適正に残っている場合との制動距離の違い、走行中のタイヤのバーストなどが体感できる

一般社団法人 日本自動車タイヤ協会(JATMA)が実施したタイヤ点検の結果では、点検車両のうち4台に1台のタイヤが空気圧不足だったことが報告(※)されており、このほか、偏摩耗などのタイヤ整備不良も確認されている。タイヤを適正な状態で使用するためには、運転前にタイヤの状態を確認することが重要で、JATMAをはじめ会員各社では月に1度の空気圧点検など日常のタイヤ点検を呼びかけている。
※JATMAが2015年から2019年に高速道路で実施したタイヤ点検結果(乗用車)の平均値

トーヨータイヤグループでは、ドライバーの皆さんに日常のタイヤ点検の重要性を伝えるために、2019年から独自にソフト開発したドライブシミュレーターを用いたタイヤ安全啓発活動に取り組んでいる。4年間で累計約3200名の方に体験してもらい、実施後のアンケートでは98%の方から「タイヤの安全に対する意識が高まった」との回答を得ている(2022年のシミュレーター体験人数に占める「非常に高まった」「高まった」と回答した人数の割合)。

ドライブシミュレーターでは、実車に近いハンドル、アクセルペダル、ブレーキペダルの操作に連動して、運転席から見える景色や走行音、揺れを再現する制動機能を活用。タイヤが摩耗している場合の雨天時のコーナリング、タイヤの溝が適正に残っている場合との制動距離の違い、走行中のタイヤのバーストなどが体感できる。こうした普段は想定していないシチュエーションを疑似体験することによって、適正な状態でタイヤを使用することの大切さを理解してもらえるよう、同社グループは努めている。このほか、会場では同社グループ従業員による整備不良タイヤの実例紹介や、空気充填方法のレクチャーなどを行ない、日常でのタイヤ点検の方法を具体的に伝える。

■2023年度トーヨータイヤ「タイヤ安全啓発活動」実施スケジュール
●4月15日(土)〜16日(日)10:00〜18:00
会場:イオンモールりんくう泉南(大阪府泉南市)
●5月13日(土)~14日(日)10:00~18:00
会場:イオンモール東員(三重県員弁郡東員町)※1
●6月17日(土)~18日(日)10:00~18:00
会場:イオンモール春日部(埼玉県春日部市)
●7月22日(土)~23日(日)10:00~18:00
会場:イオンモール木曽川(愛知県一宮市)
●9月23日(土)~24日(日)10:00~18:00
会場:イオンモール名取(宮城県名取市)※2
●10月14日(土)~15日(日)10:00~18:00
会場:イオンモールむさし村山(東京都武蔵村山市)
※1:5月13日(土)10:00~14:00を三重県いなべ警察署と共同で開催
※2:9月23日(土)または24日(日)のいずれかの日程を宮城県岩沼警察署と共同で開催

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