スバルが2023年ニュル24時間の参戦体制を発表! WRX S4ベースの新開発マシンを投入!

スバルのモータースポーツ統括会社であるスバルテクニカインターナショナルはこのほど、5月20日〜21日にかけてドイツ・ラインラント=プファルツ州アイフェル地方のニュルブルクリンクサーキットで開催される第51回ニュルブルクリンク24時間レースに、「WRX S4」をベースとする車両で参戦すると発表した。なおこのチャレンジは2008年以来、今年で14回目(※)となる。
※新型コロナウィルス感染症の影響により2020年、2021年は参戦見送り

スバルグローバルプラットフォームを核に、水平対向エンジンとシンメトリカルAWDの基本レイアウトを活かした新開発マシンで挑む

参戦マシン「SUBARU WRX NBR CHALLENGE 2023」は、排気量2.0ℓ以上2.6ℓ未満のターボエンジン搭載車クラスである「SP4T」に初参戦し、クラス優勝を目指す。

全長約25km、高低差約300mと起伏が激しく、天候も刻々と変化する世界一過酷と言われるコースで、「速く」かつ「意のままに操る」ため、スバルグローバルプラットフォームを核として、水平対向エンジンとシンメトリカルAWDの基本レイアウトを活かした新型車両が開発された。

【SUBARU WRX NBR CHALLENGE 2023の主な特長】
●スバルグローバルプラットフォーム
●2.4ℓ直噴ターボエンジン
●フロントロアアームのボールジョイント大型化、および耐久性・信頼性の向上
●マフラー大型化、レイアウト変更による走行音レギュレーション対策、および空力改善(フラットフロア)
●フレキシブルドローバーブラケットの軽量化と剛性バランスの変更

チーム総監督は辰己英治、監督は沢田拓也、車両開発のプロジェクトリーダーは渋谷直樹が担当。ドライバーは、カルロ・ヴァン・ダム(オランダ)、ティム・シュリック(ドイツ)、山内英輝(日本)、井口卓人(日本)の布陣で挑む。

また今回も全国のスバル販売店から選抜された8名のメカニックがチームに参加し、レースをサポート。販売店メカニックの海外自動車レースへの参加は、メカニックの技術力向上により、お客様にカーライフの「安心と愉しさ」を届けることを目的に1990年より継続している。

※敬称略

■「SUBARU WRX NBR CHALLENGE 2023」主要諸元
●全長×全幅×全高:5270×1900×1390mm
●ホイールベース:2690mm
●車両重量:1290kg
●エンジン:FA24 BOXER DOHC 16バルブ AVCS シングルスクロールターボ
●排気量:2387cc
●最高出力:380ps/5500rpm
●最大トルク:590Nm/3500rpm
●エアリストリクター:φ39
●変速機:6速シーケンシャルギヤボックス+パドルシフト
●クラッチ:小倉クラッチ製5.5インチマルチプレート
●サスペンション:(前)ストラット/(後)ダブルウイッシュボーン
●ブレーキ:(前)6ポット/(後)4ポット
●ホイール:BBS製18インチ×11J
●タイヤ:ファルケン製280/680/R18

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