ホンダ・エリシオンからBMW3シリーズ320dに乗り換え 電動化が進むいま、ディーゼルを選んだ理由!

ついに筆者(Motor-Fan.jp編集部員)の実家(北陸地方在住)の愛車、ホンダ・エリシオンに廃車が宣告された。
そして訪れた次期愛車選び。子育てを終えた50代半ばの両親が選んだモデルは?
半年乗っての感想は?

16万キロ乗ったホンダ・エリシオンと別れ、次の愛車候補にあがったのは次の4モデル!

ついに、この時がきてしまった。

我が家のホンダ・エリシオンに廃車が宣告されたのだ。筆者は、青春時代をこの車とともに歩んできたので相当ショックだった。走行距離17万km目前で、急にエンジンに異常が起こり、ある日エンジンがかからなくなった。

家族全員が思い入れのある車であったため、直すつもりだったが、エンジンを丸ごと入れ替えなければならず、泣く泣く諦めた。そこで急にやってきた車探し。とりあえず、中古で格安だった4代目ホンダ・ライフを乗りながら1年間ゆっくり探すことに……。

ついに廃車になったホンダ・エリシオン。シンプルでスッキリとしたデザインと3列目の乗り心地の良さが我が家のお気に入りだった。

特にクルマ好きではない子育てを終えた、50代半ばの両親が出した条件はこちら。

・60代になっても恥ずかしくない
・母親ひとりでも遠出ができる
・燃費はできるだけ良い方が好ましい
・国産・輸入車は問わない
・できればアウディ以外(A4アバントを所有しているため)
・長く乗る(我が家は一台を最後まで乗りつぶす)

この条件で、トヨタ・クラウンやMB・Cクラスなど数多くのモデルが候補に挙がったが、最後まで残ったのが次の4台だ。

ホンダ・レジェンド

ホンダ・レジェンドは、ホンダのフラッグシップセダンでパワートレーンには、NSXと同じ3モーターハイブリッドシステム「SPORT HYBRID SH-AWD(Super Handling-All Wheel Drive)」を搭載している。エリシオン以来、我が家(特に父親)がホンダを気に入り、いつかはレジェンドに乗ってみたいという気持ちがあった。本気で購入を考え何度か試乗したが、走りに余裕があり、後席の乗り心地も非常に良かった。2018年から販売されている後期型からはHonda SENSINGにトラフィックジャムアシストが追加された点もよく長距離を移動する我が家にとってはありがたい点だった。ただ、全長4995mm、全幅1890mmは、特にメインで母が運転するにはさすがに大きすぎるのが難点だった。街で走っている姿を見かけることも少なく、見た目も輸入車やトヨタ・クラウンと比べ、そこまで派手ではない点も好感が持てる。エリシオンからの乗り換えで、ホンダ車でステップアップするならアコード、オデッセイ、そしてこのレジェンドあたりになるだろう。ただ、本音を言うとアコードとレジェンドの間を埋めるモデルが欲しいところ。日本では台数を見込めないので難しいのだろうが……。

ボルボV90

ボルボV90は、ボルボのフラッグシップステーションワゴンだ。日本では2017年に現行型が発売され、一足先に販売されていたXC90から始まる新世代プラットフォーム「スケーラブル・プロダクト・アーキテクチャー(SPA)」が採用され、さらなる走りの向上が図られたモデルだ。他のメーカーにはないスウェディッシュなデザインと先進の安全・運転支援技術、独自のインフォテイメント・システムやコネクティビティなどが進化している。プレミアム輸入車のなかでは、あまり主張をし過ぎないデザインが輸入車に乗り慣れていない我が家に合っているや、父が80年代のボルボのワゴンに憧れていたことなどから候補に上がった。価格と燃費を考えれば、前期型に設定されていたディーゼルがよかったが、試乗の際に加速や上り坂などで少し力不足を感じた。全長4935mm、全幅1880mmとさほどレジェンドとサイズは変わらないが、ワゴンで見切りもよく取り回し性は良く感じた。

BMW3シリーズ

BMW3シリーズは、40年以上の歴史を持つBMWを代表するプレミアム・スポーツ・セダンだ。Dセグメントに属しており、ライバルはメルセデス・ベンツCクラスやアウディA4、レクサスISなどが挙げられる。現行型は、2019年に日本で発売。最新のBMWデザインに身をまとい、AIを活用した新開発のBMWインテリジェント・パーソナル・アシスタントや高性能3眼カメラを使用した最新の運転支援システムなど先進装備なども充実させている。現在アウディA4アバントを所有しているため、サイズ感も馴染みがある。先代比で40mm長くなったホイールベースのおかげで後席もこのクラスのなかでは広々している。さらにディーゼルモデルは現行型からxDrive(4WD)のみの設定となり、北陸在住の私たちにはぴったり。メルセデス・ベンツC220dもモデル末期でお買い得だったが、4WDの設定がなかったため見送った。ただ、これまで我が家が所有してきたのは国産車ばかりでうちがBMWなんて……と勝手に恐れ多く感じてしまう。

スバルXV

スバルXVは、「Fun Adventure」をコンセプトに、都会的で洗練されたデザインとスバルらしいSUVとしての走破性、そして高次元の安全性能を兼ね備えたクロスオーバーSUVだ。これまでの3モデルとは性格が少し違うが、母がCMを見て気に入ったため候補に入った。全長×全幅×全高(mm)=4465×1800×1550と、サイズがちょうどよく女性でも運転がしやすい。またしっかりと後席も広いため4人乗車でも充分な空間が確保されている。またe-BOXER搭載車では、SI-DRIVEと協調するアダプティブ変速制御「e-Active Shift Control」によるスポーティで力強い走りが魅力的だ。アイサイト・ツーリングアシストも標準装備されているため長距離移動も楽なのも◎。ただ、60代にふさわしく落ち着いた雰囲気があるかというと、他にも選択肢があるのではと思ってしまう。

著者プロフィール

伏木幹太郎 近影

伏木幹太郎

福井県出身。自動車部品業を営んでいた祖父の影響で、幼い頃から自動車に囲まれて育つ。初めて憧れたクル…