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スタッドレスからサマータイヤに交換
前回の6ヵ月点検のタイミングで、販売店で保管していただいているスタッドレスタイヤ(純正銀ホイール)に履き替えた。「雪道を走りたい気分満々」と前回のレポートで記したが、この冬に関しては消化不良に終わっている。1月下旬に降雪地域に出張ったものの、道路に雪はなく、肩透かしだった。
帰京するタイミングで雪は降り始めたものの、積雪には至らず。衝動的にホームセンターに立ち寄って雪かきスコップを購入したが、活躍の機会がないまま春を迎えた。強がりを含めて記すと、スタッドレスタイヤを履くのは、もしものときに安心材料の側面が大きい。「明日、出かけるんだけど雪予報だ。大丈夫かなぁ」とソワソワしないで済む。その意味では今季も充分役立ってくれたといえる。
MyMazdaアプリに新機能追加 Apple Watchと連携も
2月24日、スマートフォンのMyMazdaアプリに「新機能追加」のお知らせが届いた。「目的地送信」利用時に、クルマから降りた後もスマホで目的地までガイドする「降車後ナビ」が追加されたとの内容だ。MyMazdaとApple Watchが連携し、一部機能がApple Watchで利用できるようになる旨も記されていた。アプリを最新版にアップデートすることで使えるようになる。
「目的地送信」はMyMazdaアプリ内で検索した目的地情報を車両のナビゲーションシステムに送信できる機能だ。出かける前に設定しておけば、出発の際に手間いらずで便利だし、クルマに乗り込んでからの目的地設定もコマンダーを操作するよりはるかに簡単で重宝している。
MyMazdaアプリで降車後ナビを有効にするためには、スマホで位置情報の利用を許可する必要がある。設定確認後、いつものように目的地を車両側に送信すると、「降車後ナビは有効です」のメッセージが確認画面に表示されるようになった。目的地まで約500m以内になると、「目的地までの案内を開始しますか?」のプッシュ通知がスマホに届く。
目的地付近に到着後、MyMazdaアプリを開いて「ナビ」をタップすると、地図アプリが開いて降車後ナビがスタートする。目的地から離れたところにクルマを止めざるをえず、そこから相応の距離を徒歩で移動するようなシーンで役立ちそうだ(これまでのところ、目的地至近にクルマを止められることが多く、便利さを実感できていない)。
あいにく筆者はApple Watchを持っていないので確認できないが、持っていれば、スマホで確認できる「うっかり通知」やドアロックなどの「リモートコントロール」、降車後ナビを含む「目的地送信」がApple Watchでできるようになる。
地図がらみで思い出したのが、地図データの更新である。「そろそろ時期じゃないか?」と思い出してクルマからSDカードを抜き出し、デスクトップパソコンでデータを更新。SDカードをクルマに戻して更新は完了した。以前のレポートでも触れたが、MyMazdaアプリなど、なんらかの手段で更新時期を知らせてくれるとありがたい。
初めてマツダ純正「ボディコーティングのメンテナンスキット」を使う
4月上旬のこと、黄砂だか花粉だかわからないが、ポリメタルグレーメタリックのボディがまだら模様になって見るに堪えない状態が続いた。これまでほぼ2年間ほったらかしだったにもかかわらず、なぜだか突然「我慢できない」気分になり、納車後初めてマツダ純正ボディコーティング「MG-PREMIUM」(8万8880円)に付いてくる「ボディコーティングのメンテナンスキット」を使った。
キットの中身はシャンプー、スポンジ、コート剤、コート剤専用クロス、シミ取り剤、シミ取り剤用スポンジ、洗車拭き取りクロスだ。コイン洗車場を探して出向き、シャンプー洗車後、シミ取り剤を使い、コート材を塗布した。おかげでツヤが戻ったし、撥水効果が戻って、弛緩していた水玉が元気になった。しかし、10日後に行なった12ヵ月点検にMG-PREMIUMの無料メンテナンスが付いているとわかっていれば(忘れていたのか?)、半日つぶすこともなかったのにと、後悔しなくもない。
4月中旬に行なった12ヵ月点検は大過なく終了した。これも以前のレポートで触れているが、新車購入時にパックdeメンテ(6万1160円)をつけているので、点検に関する支払いは発生しない。追加でエアコンのフィルター交換をお願いし、このタイミングで夏タイヤ(純正黒ホイール)に履き替えた。
販売店の滞在時間が2時間半ほどになったのは、法定12ヵ月点検のほかにサービスキャンペーン(無償修理)の作業を行なったからだ。販売店に持ち込む数日前に国土交通省への通知が行なわれていた。タイミングよく入庫したので、「一緒にやってしまいましょう」となった次第。不具合の内容は下記である。
エンジン制御コンピュータにおいて、制御プログラムが不適切なため、発進と停車を繰り返す等した場合の冷却水温の変動により、ラジエータに亀裂が発生することがあります。そのため、そのまま使用を続けると、亀裂が進行し冷却水が漏れることでヒーターの効きが悪くなり、最悪の場合、エンジン警告灯が点灯し、エンジン出力が制限されると共に、アイドリングストップが作動しなくなるおそれがあります。
MAZDA3とCX-30のe-SKYACTIV-X搭載車が対象だ。ラジエーターの圧力逃がし弁の設定圧が高すぎたのか、そもそも、ラジエーターに弱い部分があって、圧力が繰り返し上がったり下がったりするときに負荷に耐えきれず亀裂につながったのか……。無償修理の内容は下記だ。
全車両、エンジン制御コンピュータのプログラムを対策プログラムに修正します。また、ラジエータを点検し、亀裂が確認された場合、ラジエータを新品に交換します。※新品への交換は、後日実施となり、お車をお預かりさせていただく場合がございます。
無償修理の作業予定時間は約40分との説明だった。幸いにも亀裂は確認されず、エンジン制御コンピュータの制御プログラム修正のみで作業は終了。納車後ほぼ2年(執筆時点で走行20717km)が経過したが、走行機能や装備品を含めすべて快調だ。そして、圧縮着火ガソリンエンジンは相変わらず気持ちよく、後を引く誘惑を筆者に与え続けている。