ダイハツのコンパクトSUV「ロッキー」の認証申請で不正が発覚。OEM供給を受けるトヨタ「ライズ」とともに販売・出荷を停止

ダイハツ・ロッキー プレミアムG HEV
ダイハツは5月19日、ダイハツ「ロッキー」およびトヨタ「ライズ」のHEV車のポール側面衝突試験(UN-R135)に関する認証手続きに不正があることが判明し、5月19日に出荷・販売を停止したことを発表した。
トヨタ・ライズZ

ダイハツは4月28日に海外向け車両の側面衝突試験(UN-R95)の認証申請において不正行為があったことを公表したが、その後の社内での点検を行うなかで、新たに発覚したもの。

ロッキー/ライズのポール側面衝突試験(UN-R135)では、左右の試験を実施する必要があり、その試験データの提出が必要になる。今回、助手席側(車両左側)は立会いのもと試験を実施。一方、運転席側は車両右側の社内試験データを提出すべきところ、左側(助手席側)のデータを提出していた。

ロッキー/ライズ両HEVモデルの累計販売台数は、2023年5月18日現在でロッキーが2万2329台、ライズが5万6111台。不正が行われた理由や今後の対応などについては確認中で、詳細を把握した段階で改めて報告するとのこと。ダイハツはこのたびの件ついて、「お客様をはじめとするステークホルダーの皆様には、多大なるご迷惑をおかけしておりますことを深くお詫び申し上げます」とのコメントを発表している。

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