スズキがハンドル形電動車いす「セニアカー」でIoT車載器を活用した見守り通信システムの実証実験を6月から開始

スズキとデータ・テック(東京都大田区)はこのほど、ハンドル形電動車いす「セニアカー」の利用者とその家族等に、より安心と安全を提供することを目的に、IoT車載器を活用した見守り通信システムの実証実験を、6月から全国で開始すると発表した。スズキはこの実証実験を通して、セニアカーに求められる機能やサービスを把握し、今後の製品開発に繋げていく考えだ。

専用サーバーを介して登録された家族の持つ見守りアプリで位置情報の閲覧が可能

実証実験のシステム構成

今回の実証実験では、スズキが製造する「セニアカー」にデータ・テックが開発したIoT車載器「SR-LPWA(※1)」を装着し、利用中の位置情報の取得や転倒検知を行う。取得した位置情報は専用サーバーを介して、あらかじめ登録された家族の持つ見守りアプリ(※2)にて閲覧が可能だ。また、転倒を検知した際は家族にメール通知され、リアルタイムでセニアカーの状態を把握することができる。
※1:SR=セイフティレコーダ/LPWA=Low Power Wide Area(省電力広域通信)の略
※2:SR-LPWAで取得した位置情報等をスマートフォンで閲覧するアプリケーション

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