メルセデス・ベンツ、電動ファミリーバン「EQT」および電動商用バン「eシタン」の受注開始を発表! それぞれコンパクト/ロングモデルを展開し、使用環境に合わせたパッケージで販売!

新型メルセデス・ベンツ「eシタン」
メルセデス・ベンツは、家族レジャー用の電動バンモデルの新型「EQT」と、電動商用車「eCitan(eシタン)」の販売を開始した。これらのモデルは現在コンパクトモデルの受注が開始されており、ロングモデルが後に追加される予定となっている。車載バッテリーは45kWを確保し、80kWのDCチャージャーによって38分以内に10~80%までの充電が可能。新型EQTには、90kWの電気モーター、2つのスライドドア、MBUXインフォテインメントシステム、そして数々の安全・アシスタンスシステムが搭載されている。新型eCitanには、2,900Lの荷室空間と544kgの積載量(コンパクトモデルの場合)が確保されている。新型EQTは740万円から、新型eCitanは541万円から受注が開始されている。

電動ファミリーバン「EQT」

新型メルセデス・ベンツ「EQT」

メルセデス・ベンツは、電動モデルシリーズに新型EQTを加え、家族やレジャーを楽しむ人々に向けて、ブランドのオールエレクトリックへの魅力的なエントリーモデルを発表した。中央の星とダイナミックにデザインされた冷却フィンを備えたブラックパネルグリルにより、新型EQTは一目でメルセデスEQファミリーの一員であることがわかる。この電動スモールバンは、コンパクトな外形寸法と広いスペースを兼ね備えており、バッテリーの重心位置の保護とアンダーボディへの省スペース設置により、従来型のTクラスとほぼ同じ可変性と機能性を持つインテリアが実現されている。EQTのサイズは全長4,498mm、全幅1,859mm、全高1,819mm。ロングホイールベースのバリエーションも追加される予定となっており、現在はコンパクトホイールベースモデルの注文が開始されている。

搭載装備には、90kWの電気モーター、2つのスライドドア、MBUXインフォテインメントシステム、そして数々の安全・アシスタンスシステムを備えている。急速充電ステーションでは、設置された80kWのDCチャージャーを備えた45kWhのバッテリーを、38分以内に10~80パーセント(充電状態)まで充電することができる。航続距離は282kmが確保されている。

新型EQTでは、顧客の好みや地域要件に応じて、組み合わせ注文が多い機能的なオプションを束ねた3つの事前設定された装備パッケージを選択することができる。さらに、標準装備の大幅なグレードアップにより、魅力的な装備を組み合わせたクルマを手に入れることができる。パッケージには、「ウィンターパッケージ」や「ナビゲーションパッケージ」なども用意されている。EQTはアドバンスド・プラス装備パッケージで49,444ユーロ(740万円)から注文を受け付けている。

電動商用バン「eCitan」

新型メルセデス・ベンツ「eシタン」

商用車の「eCitan」はパネルバンとして、4,498mmのコンパクトバージョンと4,922mmのロングバージョンの2種類が注文できるようになっている。始めは「コンパクト」の提供が開始され、ロングバージョンは後日の発売。さらにコンビバン「Mixto」のバリエーションも追加される予定だ。タイプによって異なるが、航続距離はWLTP基準で280~284kmを確保。つまり、都市部で宅配便やシャトルバス、デリバリーバンとして小型バンモデルを頻繁に使用する商用ユーザーのニーズに応えることができる、ということだ。

45kWhのバッテリーは、オプションで装着できる80kWのDC充電器により、38分以内に10~80%(充電状態)まで充電が可能。積載量とペイロードは、従来型のシタンと同等の要領を確保。コンパクトバンの場合、2,900Lの空間と、最大544kgの積載量。ロングホイールベースの場合、3,620Lの空間と、最大722kgの積載量が確保されている。

eCitanは、パネルバンとしてのコンパクトモデルの場合、商業顧客向けの36,220ユーロ(541万円)からスタート。ロングバージョンのスタート価格は37,740ユーロ(564万円)から。商用志向のeCitanツアラーは、39,750ユーロ(594万円)からとなる。

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