納車2週間で700kmを走破!慣らし運転その2【SUBARU BRZ長期レポート】

新車のスバルBRZ、慣らし運転で上越線土合駅へ。燃費と航続距離はどう?

もぐら駅で有名な上越線土合駅とBRZ
SUBARU BRZが納車されてから2週間目の週末となった。
TEXT & PHOTO:松沼 猛(MATSUNUMA Takeru)SUBARU BRZ(6MT)が納車されてから2週間目の週末となった。17年ぶりの新車だから、慣らし運転もちゃんとしておきたい……という理由をつけてひとっぱしりしてきた。
TEXT & PHOTO:松沼 猛(MATSUNUMA Takeru)

東京SUBARUから電話?

まだ慣らし運転期間中なのだが6月4日は取材のため、群馬県みなかみ町までひとっ走りしてきた。
そんな週末を控えた6月1日木曜日に、東京SUBARUのN氏から着信があった。その時は取材中だったので出ることができなかったが、取材が終わった頃に再び着信があった。

N氏によるとレガシィB4の車検証の住所が現住所と異なるため抹消登録ができないから住民票を持ってきてほしいとのこと。実はレガシィB4を購入してから引っ越ししていたのだが、同じ杉並区内ですぐ近くだったので車検証の記載事項を変更することをすっかり失念したままだった。

ということで6月2日、大雨が降る中住民票を取りに杉並区井草区民事務所BRZでに出かけて、その足で東京SUBARUのN氏に住民票を手渡した。

大雨の中、杉並区井草区民事務所で住民票をゲット

N氏に「BRZ、どんな感じですか」と聞かれたので、「まだ慣らし運転中なので4000rpm以下で走ってますけど、トルクがそこそこあるので、街乗りは3000rpmで事足りる感じですね。まだ340kmちょっとしか走ってませんけど」と答えたら「もうそんなに乗ったんですか?」って驚かれた。

ともあれ、1か月(1000km)点検の時には連絡する事を確認。それから点検時にドアエッジモールを付けてもらえるように頼んだ。

我が家の駐車場にはBRZのほかにスクーターのHONDA PCX150も駐めているのだが、乗降する時にBRZのドアとPCX150のマフラーがギリギリなので、今後のことを考えるとドアエッジモールを付けた方が安心だと思ったわけだ。

BRZのドアがPCX150のマフラーにギリギリ当たるのでドアエッジモールを追加しようと思う

この日は大雨だったので、そのまま取引先がある目黒までBRZで出向いた。帰り道ではバケツの水をひっくり返したどころじゃない豪雨に見舞われてしまった。軽く冠水している場所もあるし、リヤワイパーがないので車庫入れも難儀しそうだ。幸い帰宅した時は小振りとなったのでなんとかなった。そう言えばリヤワイパーがないクルマを買ったのは初めてだったなぁ。

ワイパーも役に立たないのではと思えるぐらいの豪雨に遭遇

話を6月4日に戻そう。この日は鉄道雑誌の取材のために群馬県みなかみ町の上越線土合駅に向かうことにした。出発してまずは給油。納車後に給油してから361.1km走行して、給油量は41.4L。実燃費は8.74km/LでレガシィB4とほとんど同じだった。

出かける前に給油。前回の給油から361.1km走行した
給油量は41.4L。実燃費は8.74km/Lだった

給油後にメーターに表示された航続距離は370km。レガシィB4の時は500kmぐらいだったと思うが、これはBRZのガソリンタンク容量は50Lで、レガシィB4の65Lよりかなり小さいから。でもレガシィB4の時は燃料ギリギリで給油すると1万円を超えることもあったので、もしかすると精神的には楽になるかも知れない。

給油後の航続距離は370km。レガシィB4よりはずいぶんと短くなった

みなかみ町への移動の大部分は関越自動車道を使う。最高速度100km/h以内なら3000rpm前後で充分走ることができ、慣らし運転にはちょうど良い感じだ。もっとも水上ICを降りた後の一般道では軽いワインディングをちょっと楽しんだが。

この日の目的地は上越線土合駅。群馬県最北端にあり谷川岳登山の玄関口として有名な駅だ。駅舎はロッジ風で関東駅百選にも認定されている。

関東駅百選にも認定されている土合駅

最近は日本一のモグラ駅としても有名になっている。土合駅の駅舎がある地上部分は水上・高崎方面への上り線ホームで、越後湯沢・長岡方面に向かう下り線ホームは地下70mのトンネル内にあり、地上ホームとの高低差は81mもある。地上と地下ホームは462段の階段で結ばれていて、このホーム目当ての観光客も多く訪れる。

今回は行かなかったが、地下ホームは新清水トンネルの中にある(2016年撮影)
地下ホームと地上の間には462段の階段があり、約10分かかる(2016年撮影)

取材後の帰路では、関越道で事故渋滞が発生していたので、花園ICから先は一般道で帰宅。走行距離は720kmで、このまま行けば来週末には1000kmに到達できそうだ。

慣らし運転その1はこちら

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著者プロフィール

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松沼 猛

1968年生まれ1993~2013年まで三栄書房に在籍し、自動車誌、二輪誌、モータースポーツ誌、鉄道誌に関わる…