慣らし運転ってどうする?必要?スバルはこう言っている【SUBARU BRZ長期レポート】

慣らし運転って必要? 新車のBRZ、SUBARUは1000kmまでは4000rpm以下を推奨

納車直後に稲城北緑地公園まで足慣らし
5月21日の午後に納車となったスバルBRZ S。久しぶりの新車である。となると気になるのは、慣らし運転。やらなければいけないの?
TEXT & PHOTO:松沼 猛(MATSUNUMA Takeru)

SUBARUは1000kmまでは4000rpm以下を推奨

5月21日の午後に納車となったSUBARU BRZ S。少し時間があったので試運転と軽く写真を撮るために多摩川岸にある稲城北緑地公園まで走ってみた。

SUBARUのホームページには「新車の慣らし運転は1000kmまで4000rpm以下を目安にしてください」とある

じつは新車を買ったのは1994年、1995年以来、28年振り。当時は新車を買った後は慣らし運転をした方が良いと言われていが、今でもそうなのだろうか? SUBARUのホームページを調べてみると「新車の慣らし運転は1000kmまで4000rpm以下を目安にしてください」とあったので、それに従ってみよう。納車時のオドメーターは20kmだったので残り980kmだ!

で、実際に運転してみると、街乗りで4000rpmまで回す機会はとても少ないことに気付いた。BRZは自然給気ながら排気量は2.4Lあって最大トルク250Nmを3700rpmで発揮。実際には3000rpmで充分普通に走れるからだ。なので、あまり慣らし運転に対して神経質にならなくても良さそうだ。

道中にはSTIギャラリーがある東京SUBARU三鷹店があるので、寄り道してみた。ギャラリーにはモータースポーツ誌時代にお世話になったM氏がいるのでご挨拶しておこうというわけだ。

東京SUBARU三鷹店に着き、駐車場にクルマを止めるためにバックギヤを入れようとして、無意識にレガシィB4と同じ右手前にシフトレバーを入れてしまった。

いかんいかんBRZは左奥。自動車雑誌編集時代は色々な広報車を借りているので、シフトの違いには即座に対応できるつもりでいたが、自分のクルマという認識になるとその辺も甘くなってしまうようだ。

STIギャラリーのある東京SUBARU三鷹店の駐車場に駐める際に、早速のシフトミス  

STIギャラリーではちょうどニュルブルクリンク24時間レースの映像を流していて、ニュル参戦車も2台展示されていた。このギャラリーの魅力は展示車に座ったりすることができること。海外からの客も来ていた。

少しばかりM氏と談笑した後、再びBRZを走らせる。途中でガソリンを満タンにして、稲城北緑地公園の駐車場に到着した。改めて自分のBRZをチェック。やっぱり大型リヤスポイラーフェチの自分としてはSTIドライカーボンリヤスポイラーが装着されたリヤビューに惚れ惚れしてしまうのは仕方ないことだ。

どの角度から見てもSTIドライカーボンリヤスポイラーには惚れ惚れする

ディーラーオプションのアルパインナビはETC2.0車載器キット・HDMIケーブル・リヤビューカメラ・ドライブレコーダーとセットで装着。さらに同乗者のテレビ視聴とナビ操作ができるテレビコントロールもディーラーオプションで装着しているので、見事にスッキリと収まっている。

納車時の車内。アルパインナビを始め、非常にスッキリとまとまっている

この後レーダー探知機などを後付けしていく時にもスッキリまとまるように気をつけねばと思ってしまうが、多分無理だろう。

帰りに稲城ICから高井戸まで中央自動車道を走った。慣らし運転だとそうなるかなと思ったが、3000rpm前後で事足りたので問題はまったくない。納車初日のオドメーターは57kmだった。

レーダー探知機等を取り付け

納車翌日の5月22日は筆者が編集長を務めている鉄道雑誌の校了日。その翌日の23日は生憎の雨模様だったが、スマホホルダーが欲しかったので、オートバックス三鷹店に行った。

スマホホルダーを探しにオートバックス三鷹店へ

スマホホルダーコーナーに行くと、あまりにも種類が多くて目移りしてしまう。自分の場合は運転中でもスマホが視界に入る場所が理想なので、エアコン吹き出し口取り付けタイプの中からワイヤレス充電に対応した製品をチョイスした。

エアコン吹き出し口取り付けタイプといえば、以前は結構強めのクリップで固定していたものだ。でも今はクリップの強さをネジで調節できるので、付け外しが簡単になっているのには驚いた。また、スイングアームが付いているタイプなのでエアコン吹き出し口を塞がないのもいい。スマホの脱着はなんと自動開閉式。

エアコンホルダーに取り付けたスマホホルダー
スマホをセットした状態。脱着が楽になった  

ワイヤレス充電タイプとなったことで、USBケーブルをいちいちスマホから抜き差ししなくて良くなったのもありがたい。

レーダー探知機はレガシィB4から移植。B4時代はバックカメラのモニターを兼ねていたので、見やすい場所に設置する必要があったが、今回はバックカメラを連動させる必要がないので、邪魔にならないセンターコンソール上に設置した。

目立たない場所に設置したレーダー探知機

電源はB4で使用していたOBDⅡをそのまま使用。OBDⅡコネクターの位置もB4と同じダッシュボード右下だったので、すんなり取り付けることができた。

OBDⅡは故障診断などに使用するコネクターで、レーダー探知機と接続をするとクルマの状況を表示することができるようになるほか、自車位置を把握する精度も上がるというメリットがある。

それからオートサンバイザーもレガシィB4から移植。これは明るさに応じて透明サンバイザーの濃さが変わるという優れもの。カーグッズマガジンの取材でB4に取り付けたモノだが、以来愛用している。取り付けはクルマのサンバイザーにクリップで固定するだけで、配線も不要だ。

オートサンバイザーはB4から引き続き愛用するつもり

5月23日で走行距離は100kmを達成。

次にBRZに乗ったのは5月27日。家族の用事に付き合って調布に出向いたついでに、中央自動車道に乗って相模湖・津久井湖・城山湖を巡った。高速道路を走るのは2度目だが、今回は小仏トンネル越え。走ってみてわかったのはAWDターボのB4がいかに楽だったかと言うこと。その一方でコーナリングのフィーリングはBRZの方が格段に上だった。これはこれで悪くない。一般道のワインディングではBRZのレスポンスは本当に気持ち良く、FRの楽しさを思い出すことができた気がする。

5月27日はワインディングを初走行して城山湖まで

5月28日は鉄道雑誌の取材を兼ねて大井埠頭・川崎方面にBRZを走らせて慣らし運転。
帰宅したら走行距離は333kmとなっていた。納車1週間でこの走行距離ならまずまずと言ったところだろう。

ここまでの走行距離は333km。まずまずだ

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著者プロフィール

松沼 猛 近影

松沼 猛

1968年生まれ1993~2013年まで三栄書房に在籍し、自動車誌、二輪誌、モータースポーツ誌、鉄道誌に関わる…