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現行 4代目 GR型(2020年 – )
ホンダを代表するコンパクトカーとして、その底辺を支える重責を担っているのがフィットだ。最新現行モデルは2020年に登場した4代目にあたるGR型。車体構造の見直しで、衝突安全性を確保しつつもフロントピラーの厚みを先代の半分以下にし、よりスタイリッシュな外観を手に入れた。先代同様にガソリンとハイブリッドの2種類の構成で、ガソリンモデルは1.3ℓのみ。ハイブリッドモデルはホンダのコンパクトカーでは初搭載の2モーター方式の「e:HEV」を採用している。
3代目 GK/GP型(2013-2020年)
3代目モデルは2013年に登場したGK/GP型。パワートレーンは「EARTH DREAMS TECHNOLOGY」を導入して一新された。エンジンはすべてDOHC化され、1.3ℓ直4DOHC、1.5ℓ直4DOHC、そして1.5ℓDOHCアトキンソン・サイクルエンジンにモーターを内蔵したDCTを組み合わせたハイブリッドも設定された。
2014年式 HYBRID Sパッケージ 「車両サイズ-の割りに荷物が積める」
排気量:1.5ℓ トランスミッション:DCT
平均燃費:20.2km/ℓ(市街地8割/高速2割)
長所:車両サイズ、取り回しが良い。燃費-市街地定値走行は良い。車両サイズ-の割りに荷物が積める。
短所:燃費 80km/h以上での定値走行で伸びず。Aピラーが太い、死角多い。
評価
外観:★★★☆☆ Sパケのリヤパンパー下部のフレアがNG。
室内:★★★☆☆ 特になし。
走行性能:★★★★☆ 思ったよりは走る。
燃費性能:★★★☆☆ まあまあ。
装備:★★★☆☆ ミラーリンクは欲しい。
満足度:★★★☆☆ コスパは良い。
このクルマの購入を検討している人にひと言
「トヨタ・アクアとは良い勝負。(質感)プリウスより1ランク下。ハイブリッド感はトヨタより少ない。DCTは、良く頑張ったが、アタリハズレが多いかも。全体には、よくできていて特に市街地では取り回しは良い。燃費を稼ごうと、丁寧な運転になり、飛ばすことが無くなった。踏めばそれなりに走るが」
2014年 HYBRID・ L 「郊外使用時、累積燃費が30km/ℓを超える時がしばしばある」
排気量:1.5ℓ トランスミッション:DCT
平均燃費:21km/ℓ(都内8割、郊外2割の移動に使用。郊外使用時、累積燃費が30km/ℓを超える時がしばしばある)
長所:室内空間が他社の同車種車より広い。ダッシュボードが安っぽくない。後席の多様性が高く、カーゴルームとして重宝している。
短所:デザイン優先で、前席ドア上部が低く頭をぶつけやすい。狭い前席のコンソールボックス型シフトレバーは、足元空間確保のためダッシュボ位置の方が良い。ハイブリッド車のシフトパターンがわかりづらく、すんなり決まらない。
評価
外観:★★★★☆ ハイブリッド車のリヤビューは破綻がなく、特に夜間のテールライトは品位と視認性が秀逸。
室内:★★★★☆ ウエストラインが後方に向け高くなるのは、デザイナーのエゴで後席に圧迫感を生じさせる。
走行性能:★★★☆☆ DCTは、加速(変速)感が実感できて気持ち良いが、ぎこちない変速をする時がある。
燃費性能:★★★★☆ 2割程度の電池増加でモーター走行伸ばし、さらなる向上が可能。
装備:★☆☆☆☆ 空調、ナビ操作のタッチパネル方式は、手探りでは不可能で、音声認識も不完全である。ダイヤル、ボタン方式の方が安全性が高い。
満足度:★★★★★ 室内空間、外観、ダッシュボードデザイン、運転しやすさ等他社同格車より優れ、燃費は同等程度であり、満足している。
このクルマの購入を検討している人にひと言
「後方視認性、頭上空間、後席シートアレンジを考慮する場合は、満足点が得られる」
年式不明 HYBRID・ L「大人二人で乗るならちょうどいい大きさです」
排気量:1.5ℓ トランスミッション:DCT
平均燃費:24.6km/ℓ
長所:燃費がとても良い。
短所:低速のときに若干ギクシャクすることがある。
評価
外観:★★★★★
室内:★★★★★
走行性能:★★★★★
燃費性能:★★★★★
装備:★★★★☆
満足度:★★★★★
このクルマの購入を検討している人にひと言
「大人二人で乗るならちょうどいい大きさです」
総合評価:燃費は良好。装備の充実度に不満
今回ご紹介した先代(3代目)の3台はすべてハイブリッド・モデル。燃費は平均で22km/ℓと良好。30km/ℓを超えることもある、というコメントもあった。外観、室内、走行性能などの項目の満足度は高いが、装備については辛口の評価だった。
ユーザーの平均評価
外観:4.0
室内:4.0
走行性能:4.0
燃費性能:4.0
装備:2.7
満足度:4.3