価格は414万7000円〜429万円! アイサイトX標準装備がうれしい新型スバル・レガシィ アウトバックが正式発表

9月2日に日本仕様が公開され、販売店での先行予約が開始されていたSUBARUの新型「レガシィ アウトバック」が10月7日に正式発表された。気になる価格は「Limited EX」が429万円、「X-BREAK EX」が414万7000円。そのほか、既報の内容も含めてあらためてその全容を紹介していこう。

TEXT●小林秀雄(KOBAYASHI Hideo)

1.8Lターボ+フルインナーフレーム構造で走りも劇的進化!

新型スバル レガシィ アウトバック
新型レガシィ アウトバックは2グレード構成。左がX-BREAK EX(414万7000円)、右がLimited EX(429万円)。アクティブ指向のX-BREAK EX、上級指向のLimited EXというキャラ分けがされている。

まずは気になる車両本体価格から。2グレードのうち、都会的な上質さを重視した「Limited EX」が429万円、アウトドアフィールドが似合う「X-BREAK EX」が414万7000円となっている。先代の最終モデルに設定されていた「Limited」が363万円、「X-BREAK」が346万5000円だったので、おおざっぱに言えば約1.2倍弱の価格設定ということになる。

Limited EX:429万円

新型スバル レガシィ アウトバック
【レガシィ アウトバック Limited EX】上級モデルにあたるLimited EX。外観ではフロントグリルやフォグランプカバー、ドアハンドルにメッキがあしらわれたり、バンパーガードがシルバー塗装されるのが目印。
新型スバル レガシィ アウトバック
【レガシィ アウトバック Limited EX】18インチホイールは側面がダークメタリック塗装、表面が切削光輝仕上げとなる。
新型スバル レガシィ アウトバック
【レガシィ アウトバック Limited EX】各部にあしらわれたメッキにより、上質感を感じさせる。
新型スバル レガシィ アウトバック
【レガシィ アウトバック Limited EX】積載する荷物に応じてバーを横方向にも配置できるルーフレールが特徴。
新型スバル レガシィ アウトバック
【レガシィ アウトバック Limited EX】中央の11.6インチ縦型ディスプレイは全車に標準となる。
新型スバル レガシィ アウトバック
【レガシィ アウトバック Limited EX】メーターは全車が12.3インチフル液晶タイプを採用。好みに応じて画面表示を切り替えられる。
新型スバル レガシィ アウトバック
【レガシィ アウトバック Limited EX】標準はブラックのファブリック。アウトバックで初となるナッパレザーをオプションで用意し、カラーはタン(写真)とブラックの2色から選べる。

X-BREAK EX:414万7000円

新型スバル レガシィ アウトバック
【レガシィ アウトバック X-BREAK EX】フロントグリルやドアノブ、フォグランプカバーがブラックで、タフなイメージが強いX-BREAK EX。サイドステップの「OUTBACK」ロゴはグリーンとなる。
新型スバル レガシィ アウトバック
【レガシィ アウトバック X-BREAK EX】ホイールはダークメタリック塗装。こちらの渋い佇まいの方が好みという人も多そうだ。
新型スバル レガシィ アウトバック
【レガシィ アウトバック X-BREAK EX】Limited EXと比べると、メッキがないだけでだいぶフェイスの雰囲気が異なるのがわかる。
新型スバル レガシィ アウトバック
【レガシィ アウトバック X-BREAK EX】ルーフレールは一般的なラダータイプ。ここにもグリーンが差し色として使われている。
新型スバル レガシィ アウトバック
【レガシィ アウトバック X-BREAK EX】Limited EXとはトリム類のカラーが異なるほか、パワーウインドウスイッチがブラック(Limited EXはメッキ加飾)に。また、ヒルディセントコントロール付きのX-MODEは、Limited EXが1モードなのに対してX-BREAK EXは2モードとなる。
新型スバル レガシィ アウトバック
【レガシィ アウトバック X-BREAK EX】シート表皮はアウトバックで初採用となる防水性ポリウレタン。

パワートレーンはレヴォーグと同様の1.8Lターボ&CVTの組み合わせ

エンジンは日本仕様の専用設定となる1.8L水平対向4気筒直噴ターボを搭載。最高出力は130kW(177ps)/5200-5600rpm、最大トルクは300Nm/1600-3600rpmだ。CVTのリニアトロニックも従来型に対して80%以上の構成部品を刷新し、レシオカバレッジの拡大によって発進加速と高速巡航時の燃費向上に貢献する。駆動方式はもちろんフルタイムAWDだ。

燃費はWLTCモードで13.0km/L、JC08モードで15.8km/L。2.5L自然吸気の先代がそれぞれ12.6km/Lと14.3km/Lだったので、動力性能を高めながら燃費も向上することとなる。燃料タンク容量も60Lから63Lに増え、JC08モード燃費で計算した1タンク航続距離は137.4kmも増えて995.4km。使用燃料が従来どおりレギュラーガソリンというのもうれしいポイントだ。

新型スバル レガシィ アウトバック
CB18型1.8L水平対向4気筒ターボは最高出力177ps/5200-5600rpm、最大トルク300Nm/1600-3600rpmを発生。WLTCモード燃費は15.8km/L。
新型スバル レガシィ アウトバック
トランスミッションはCVT。先代に搭載されていたものと比べると、80%以上の部品が新しくなっているという。レシオカバレッジの拡大により、燃費向上にも貢献している。

フルインナーフレーム構造化でボディ剛性向上。ダンパーは国内専用チューン

現行インプレッサの登場以降、高い評価を得ているSGP(スバルグローバルプラットフォーム)を採用したほか、ボディ骨格にはレヴォーグにも採用されたフルインナーフレーム構造を導入。従来はアッパーボディとアンダーボディを別々に組み立ててから接合していたが、フルインナーフレーム構造ではボディ全体を強固に組み立ててから外板パネルを溶接。極めて強度の高いボディを生み出したことで、欧州仕様車はユーロNCAPの2021年安全性能テストで最高評価のファイブスターを獲得した。

また、車体のねじり剛性は70%アップし、走りの動的質感を向上。サスペンションはジオメトリーやパーツを刷新し、ダンパーの減衰力は圧縮側を下げ、伸び側を上げる国内専用チューニングを実施している。フリーウェイやアウトバーンでの高速走行を想定する北米仕様や欧州仕様よりも、路面のアンジュレーションに対する乗り心地の良さを重視したセッティングだそうだ。

新型スバル レガシィ アウトバック

ボディは全長+50mm、全幅+25mm、全高+10mm。荷室空間も拡大

次にボディサイズとパッケージングを確認していこう。ホイールベースは2745mmで先代から変わらないが、全長は50mm増えて4870mmに拡大。全幅は+25mmの1875mm、全高は+10mmの1670mmとなり、全体的にひと回り大きくなった印象だ。前後席間のタンデムディスタンスは+10.8mm、荷室長は+5.3mm、荷室幅は+20mmとそれぞれ拡大し、居住性と荷室のユーティリティを高めている。

その上で最小回転半径は5.5mで先代から変わっておらず、ミラーtoミラーも2067mmで先代と同じ。ボディは大きくなっても取り回しの良さはキープした。また、最低地上高は先代より13mm高い213mmとなり、アプローチアングルを向上。例えば雪道でフロント下回りをこすりそうなシーンでの回避性を高めている。

新型スバル レガシィ アウトバック
新型のボディサイズは全長×全幅×全高:4870mm×1875mm×1675mm。先代よりも大きくなっているが、5.5mの最小回転半径やドアミラー・トゥ・ミラーはキープしている。
先代スバル レガシィ アウトバック
先代のボディサイズは全長×全幅×全高:4820mm×1840mm×1660mm。ホイールベース:2745mmは共通だ。
新型スバル レガシィ アウトバック
荷室幅と開口部を先代より拡大。大型スーツケースを立てると、新型は4個積めるようになった(先代は3個)。テールゲートはハンズフリーで電動開閉が可能(Limited EXに標準、X-BREAK EXはオプション)。

アイサイトXは全車に標準。SUBARU STARLINKにも対応

渋滞時ハンズオフアシストや渋滞時発進アシスト、アクティブレーンチェンジアシスト、カーブ前速度制御などを備えるアイサイトXは全車に標準装備。コネクティッドサービスのSUBARU STARLINKにも対応し、事故自動通報のヘルプネットやコールセンターと繋がるSOSコール、故障時にロードサービスに取次してもらえる安心ほっとラインなどを、新車購入の場合は初年度登録から5年間は無料で利用することができる。

新型スバル レガシィ アウトバック
3D高精度地図データやGPS、衛星「みちびき」から得た位置情報を活用する高度運転支援システムを搭載したアイサイトXを標準装備。
新型スバル レガシィ アウトバック
ハーマンカードンサウンドシステム(11スピーカー)をオプション設定。選択すると、荷室にはウーファーが装備される。

「スバル・レガシィ アウトバック Limited EX」主要諸元

■ボディサイズ
全長×全幅×全高:48700×1875×1675mm
ホイールベース:2745mm
車両重量:1690kg
乗車定員:5名
最小回転半径:5.5m
燃料タンク容量:63L(無鉛レギュラー)
■エンジン
型式:CB18
形式:水冷水平対向4気筒DOHCターボ
排気量:1795cc
ボア×ストローク:80.6mm×88.0mm
最高出力:130kW(177ps)/5200-5600rpm
最大トルク:300Nm/1600-3600rpm
燃料供給方式:筒内直接燃料噴射装置
■駆動系
トランスミッション:CVT
駆動方式:4WD
■シャシー系
サスペンション形式:Fマクファーソンストラット式Rダブルウィッシュボーン
タイヤサイズ:225/60R18
■燃費
WLTCモード 13.0km/ℓ
■車両本体価格
429万円

著者プロフィール

小林秀雄 近影

小林秀雄

大正から昭和初期の文豪の如き不健康な風貌ながら、趣味は草野球とサーフィンというわかりにくい男。編集…