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レクサスLBX どんなクルマ?
レクサスLBXの車名の由来は、『Lexus Breakthrough X(cross)-over』にある。「これまでの高級車の概念を変え、“本物を知る人が、素の自分に戻り気負いなく乗れるクルマ”を目指し開発した」という。
プラットフォームは、TNGAのGA-Bを使うが、「レクサス専用」のGA-Bだろいう。軽量かつ高剛性、低重心なボディをベースに慣性諸元のさらなる最適化を追求。ドライバーの着座位置を下げることで、重心高と全高を下げつつも十分な室内空間を確保。さらにトレッドを拡大することで、ロー&ワイドなスタンスを実現したという。
LBXは、1.5L直3(M15A-FXE型)と、モーター出力を向上した軽量でコンパクトなトランスアクスル、高い電池出力のバイポーラ型ニッケル水素電池を搭載したHEVモデルを設定。またHEVシステム全体で高効率となるよう緻密に制御することで、優れた燃費性能も実現している。
まずはLBX vs ヤリスクロス
まず、気になるのは同じTNGA GA-Bを使うトヨタのコンパクト・クロスオーバーのヤリスクロスだ。
ボディサイズは次の通りだ。
レクサスLBX
全長×全幅×全高:4190mm×1825mm×1560mm
ホイールベース:2580mm
プラットフォーム:レクサス専用TNGA GA-B
パワートレーン:1.5L直3(M15A-FXE)+HEV
デビュー年:2023年
トヨタ・ヤリスクロス
全長×全幅×全高:4180mm×1765mm×1590mm
ホイールベース:2560mm
プラットフォーム:TNGA GA-B
パワートレーン:1.5L直3(M15A-FKS)+CVT/1.5L直3(M15A-FXE)+HEV
デビュー年:2020年
ヤリスクロスはレクサスLBXのトヨタ版(というか、LBXがヤリスクロスのレクサス版)と言われるが、じつはホイールベースから違う。ヤリスクロス2560mm、LBX2580mmで20mm、LBXのほうが長い。が、全長は10mmしか違わない。
だが、全幅はレクサスLBXが60mmもワイドだ。これがレクサスLBXがヤリスクロスと似た印象にならない理由だろう。なぜだろうか?
レクサスLBXのタイヤサイズは
225.60R17
225/55R18
だ。ヤリスクロスは
205/65R16
215/50R18
これを外径サイズでいうと
レクサスLBX
225.60R17(701.8mm)
225/55R18(705.2mm)
だ。ヤリスクロスは
205/65R16(673.4mm)
215/50R18(672.2mm)
で、外径が約32mm違う。でも全高は
LBX全高:1560mm
ヤリスクロス全高:1590mm
である。
レクサスLBX vs日産ノートオーラ
日産の上級コンパクトは、ノートオーラだ。もちろんベースはノート。したがって、パワートレーンは、1.2L+新世代e-POWERだ。では、ノートオーラとレクサスLBXと比べてみよう。
ボディサイズは次の通りだ。
レクサスLBX
全長×全幅×全高:4190mm×1825mm×1560mm
ホイールベース:2580mm
プラットフォーム:レクサス専用TNGA GA-B
パワートレーン:1.5L直3(M15A-FXE)+HEV
デビュー年:2023年
日産ノートオーラ
全長×全幅×全高:4045mm×1735mm×1525mm
ホイールベース:2580mm
プラットフォーム:CMF-B
パワートレーン:1.2L直3e-POWER
デビュー年:2021年
両車のホイールベースは2580mmで同じ。だが、全長は145mmもノートオーラの方が短い。そして全幅は90mmもLBXがワイドだ。こででも際立つのは、LBXの大径タイヤだ。
レクサスLBX vs マツダCX-3
次はマツダCX-3だ。レクサスLBXのサイドビューを見たときに、「CX-3と似ている」と思った人もいるのではないか? マツダCX-3のデビューは2015年だから、すでに8年が経っている。実質的にはレクサスLBXのライバルとして考える人は少ないだろうが、並べてみたらどうだろう? 早速、比べてみよう。
ボディサイズは次の通りだ。
レクサスLBX
全長×全幅×全高:4190mm×1825mm×1560mm
ホイールベース:2580mm
プラットフォーム:レクサス専用TNGA GA-B
パワートレーン:1.5L直3(M15A-FXE)+HEV
デビュー年:2023年
マツダCX-3
全長×全幅×全高:4275mm×1780mm×1530mm
ホイールベース:2570mm
プラットフォーム:
パワートレーン:1.5L直4+6AT/1.8L直4ディーゼル+6AT
デビュー年:2015年
こうしてみると、ボディのサイドビューは似ている。とくにC/Dピラー周りの処理には共通点が見られるが、ボンネットフードはCX-3のほうが伸びやかだ。ただし、ここでもキーになるのは、LBXのタイヤサイズの大きさ。これがスタンスの良さに繋がっている。
4モデル並べてみると
全長を短い順に並べたのが上の画像だ。