工場専用のプロ仕様がカー用品店で買える! カストロール『ラスタイロ642スプレー』高性能な防錆・潤滑スプレー【CarGoodsMagazine】

クルマのトランクリッドやドアのヒンジ部の動きが渋かったり異音が出ているようなら、シュッとスプレーするだけでスムーズな動きとノイズの解消を実現。スプレーした金属表面に皮膜ができ、高い防錆効果を発揮。また、優れた水置換性能で表面の湿気などの水分を除去するので、さらにサビを寄せ付けない。ニオイもほぼ気にならなかった。
クルマやオートバイだけでなく、工業製品を製造している工場では、精密な加工機械やロボット、工作工具などが多く使用されているのはご存じのとおり。これらの工場で使用されている工業機械やツール類は特別製のものも多く、また高価なものも使用されているため、きちんと使えるように日ごろのメンテナンスは欠かすことができない。これらの精密機械やツール類に使用されるケミカル類も、仕様や成分など、シビアな基準が設けられていることは言うまでもない。そんな現場で長らく使われていたのが、ここで紹介するケミカルだ。

大手企業の工場で30年以上愛され続けている防錆・潤滑スプレー

高性能なオイル類をグローバルに展開しているカストロールは、1990年台に国内の大手企業からの依頼により工場内の精密機器に使用する防錆・潤滑スプレーの開発をスタート。完成したのが『ラスタイロ642スプレー』だ。以来30年以上、製品に最新技術を取り入れながら、いまでも愛され続けているプロユース専用品だ。

防錆・潤滑スプレーは数多くの製品が存在しているが、長い間存続し現在も第一線で使用されているのは、その性能が確かだから。性能が求められるレベルに達していないものは、自然に淘汰されていくのだ。

各種金属にスプレーするだけで、表面に皮膜を形成。優れた防錆効果を発揮する。可動部に使用すれば、強力な浸透潤滑作用で金属部品の動きをスムーズにし、異音を解消するだけでなく、サビ付いたネジを緩めることもできる。また、水分を金属表面から速やかに取り除く高い水置換性能を持ち、電気系統の接触不良を回復させる効果もある。

優れた特徴として高い水置換性能にも注目したい。スプレーすることで金属表面の湿気を除去して、水分と金属表面の間に潜り込み皮膜を形成。除去した水分は再び金属に付着することはない。コネクター等の電気系統にスプレーすれば、水分を除去して接触不良を回復。もちろん樹脂パーツに使用できるので安心だ。

第三者機関による他社製品との比較テストでは、潤滑作用に関しては他社製品でも『ラスタイロ642スプレー』と同等の優れた摩擦係数を示すものもあった。しかし、防錆効果や水置換性能においては、他の追随を許さないほどの差を確認できたという。

プロ用ユース製品をそのまま一般ユーザー向けに販売開始!

これほどの高性能な防錆・潤滑スプレーだが、残念ながら今までは一般ユーザーが使用することはできなかった。その理由は簡単。『ラスタイロ642スプレー』は完全な“工場専用品”で、一般販売ルートがなかったからだ。
ところが、カストロールのグループ内での部門を超えた製品販売のトライが始まったことで状況が変わった。グループ内に良い商品があれば、他部門でも販売展開しようという動きが活発になったことで、『ラスタイロ642スプレー』の高性能さを一般ユーザーにも体感してもらおう、と一般市販化が始まったのだ。

大手企業・国内工場の精密機械向けに、1990年台に開発されたCastrol『ラスタイロ 642 スプレー(実勢価格:1480円)』は、プロ向けの高品質/高性能な防錆・浸透潤滑スプレーだ。今回、工場専用品だったものを、性能はそのままにデザインを一新して一般向け販売を開始した。スプレーするだけで高い防錆効果を発揮。金属可動部に使用すれば、動きをスムーズにし異音も解消する。また、キャップ部のデザインも変更。なくしがちなスプレーノズルをうまく固定できる、使う身になったデザインがうれしい。

一般市販に併せてスプレー缶のデザインが新しくなっているが、中身自体の変更はなくプロ向けスペックのまま。また、プロユースというとケミカルによっては使用に際してシビアな条件を求められたりするが、『ラスタイロ642スプレー』は、一般使用に関しても難しい条件などはない。固着したネジやボルト、金属可動部、精密測定器や電気コネクターなどの電気系統にただスプレーするだけ。これだけで、優れた防錆。潤滑効果を発揮してくれる。

工具にスプレー後、水をかけてみると撥水するように水分が弾きとんだ。

大手企業の工場でプロが信頼を寄せている高性能ケミカルが、一般販売されて手軽に使用できるというのは実に心強い。愛車のメンテナンスやツール類のお手入れ。さらに家庭やオフィス等でもその効果を簡単に体感できるはず。試してみたい逸品といえそうだ。

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