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今年は冬場の夏タイヤの危険性をポスターだけでなくWebで動画配信
JATMAでは、冬場に夏タイヤで走るこの危険性をチラシやポスターにして、関係団体に協力してもらって配布。今年はさらに雪道でスタックした映像を動画にしてWebにアップ。動画ではさらに、降雪路や凍結路で冬タイヤを装着しないで走行した場合、道路交通法違反で、乗用車の場合、反則金とし6000円が科されるということも同時に伝えることで、冬タイヤの早期装着をユーザーに促す試みだ。短い動画だが、内容的には非常にインパクトがあるものだ。この動画は、JATMAのホームページだけでなく、YouTubeでも見ることができる。
洗車をすることでタイヤにもっと気を配るようになれば理想的
クルマの安全のための啓蒙活動を自動車用品小売り業協会(APARA)も積極的にバックアップしている。安全に走るということは、業界全体でも重要なこと。そこでJATMAがこういった安全のための動画を作ってくれたのであれば、それを一緒になってユーザーに広げていきたいと考えているという。
APARAでは、非降雪地域においても冬タイヤの重要性を訴え続け啓蒙活動を行っている。非降雪エリアでは雪が降ったらやっと必要にかられて買いに来る。でも、降ってからでは遅いんだということを早めに伝えるように心がけているという。また、1年中使え雪道でも走れるオールシーズンタイヤがあることもユーザーに伝えているそうだ。
じつは、スタッドレスタイヤは積雪路だけでなく凍結路でも安全に走れることが重要なポイントでもある。雪が降っていなくても、気温が下がって凍結する道路は非降雪エリアでもあちこちにある。もちろん、凍結路面を夏タイヤで走れば滑ってしまい非常に危険なのはいうまでもない。
APARAでは洗車の日を制定し、愛車をキレイにしようという運動に取り組んできた。最近では、タイヤ点検についても同じく強くアピールしている。愛車を自分の手で洗車すると、クルマの状態がとても良くわかる。その時にタイヤの状態なども気づく。タイヤに気を配るようになれば、季節が変わればそろそろ冬タイヤに履き替えよう、と考える人が増える可能性があるだろう。多くの人が日ごろから自分で洗車をしてタイヤのことをもっと考え、冬場の安全走行につながるようになってほしいというのがAPARAの願いなのだ。