レンズに貼るだけ! 映り込みを抑えてドラレコの映像が鮮明に! ドラレコ専用偏光フィルター・KEIYO『貼るミエ』を試してみた【CarGoodsMagazine】

大小2枚セットになっているので、フロントとリヤの2カメラドラレコにもそのまま使える。ただしフィルターは室内専用。
ドライブレコーダーで撮影した映像を改めて確認すると、結構気になるのがフロントガラスの映り込み。特に逆光時にはダッシュボードの模様まで分かるほどしっかり映り込み、肝心な正面の映像が見にくくなることもある。そんなドラレコの映り込みを低減してくれるアイテムが慶洋エンジニアリングから発売された。『貼るミエ OP-046ACA』はドライブレコーダー専用の偏光フィルターで、レンズに貼り付けるだけの簡単取り付け。夜間のハレーションも低減してくれるということで、どれほど映像に違いが現れるのかを検証してみた。

レンズ前面に貼り付けるだけで効果が現れる!

KEIYO『貼るミエ OP-046ACA(実勢価格:1980円/税込)』

今回テストで使用したドラレコは、同社のコンパクトモデル『AN-R109』。レンズとフィルターのサイズがピッタリでキレイに装着できた。しかしながら機種によっては貼り付け部が曲面だったり、レンズ周囲に突起物がある場合には装着不可なので注意が必要だ。貼り付けるときはスリットが上下になるように注意して,保護シールをはがせば準備OK。大小2枚セットになっており 2カメラドラレコにも対応できる点はうれしい限りだ。

直径22mmと25mmの大小2種類のフィルターがセットなっており、2カメラドラレコやデジタルミラーなどにも装着できる。また、フィルターを装着する際にはスリットが上下に来るように貼り付けること。保護シールをはがして作業は完了。レンズ貼り付け部が曲面など一部ドラレコには装着できない。
ドラレコのリヤカメラや、デジタルミラーのリヤカメラなど装着可能な範囲は非常に広いが、防水仕様にはなっていないので外付けカメラには使用不可。

映り込みの減少はもちろん、逆光時のハレーションも起きにくい

テストではダッシュボード上にわざと白いカップホルダーを置いてフィルター未使用時の映り込みを確認してみた。フロントウインドウにはっきりとカップホルダーが映り込んでおり、その部分がハレーションを起こして対象物を識別しづらくなっていた。

フィルター未装着時のドラレコ映像。白いカップホルダー(写真中央下)がはっきりと映り込んでおり、ダッシュボードの模様も判別できるほどの映り込みが発生していた。

そこで『貼るミエ』を装着。見事にカップホルダーが消えて、緑の色彩も強調されるという副産物まで生まれていた。逆光時のハレーションもしっかり抑えてくれて、完璧に映像記録を残せるのだ。
ただし偏光フィルターの性質上、透過率は約43%と少し暗くなってしまうというデメリットはあるものの、実用上は差し支えなし。価格もリーズナブルで、ドラレコの映り込みに悩んでいるならぜひお勧めだ。

フィルター装着後のドラレコ映像。白いカップホルダーはわずかに映っているが、ほとんど気にならない程度まで抑えられている。

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