汚れを落として新車のような高級感を取り戻す! レザーシートのメンテナンスにはスパシャン『SPACURI ISM』【CarGoodsMagazine】

比較的高級な車両にはシートやそのほかの内装部分にレザーが使われているモデルがある。独特の風合いや、身体になじむ感触があり、高級感を楽しませてくれる装備だ。とはいえ、使っているうちにやはり汚れがたまってしまう。レザーはさっとウエスなどで汚れを拭けるのでわかりにくいのだが、細かいシワに汚れが入っていき、しだいにみすぼらしくなってしまうのだ。せっかくの高級装備なのに、それではもったいない。レザーは扱いがデリケートな面もあるが、水分がむやみに染み込まないぶん、清掃はやりやすい面もある。ここでは専用のシートクリーナーでレザーの汚れを落とす手法を紹介しよう。

液剤をなじませながら擦ることで汚れを落とす

ここで紹介するスパシャン「SPACURI ISM」はレザー用のシートクリーナーだ。スパシャンは高級カーシャンプーやコーティング剤で人気のブランドで、このクリーナーもお手軽タイプというよりは本格派だ。それだけに汚れ落とし効果はバッチリ。きれいになったような気がするという程度ではなく、しっかり確認できるような効果を発揮してくれる。

SPASHAN『スパクリ ISM(実勢価格:3990円前後/税込)』
液剤のボトルとメラミンスポンジ2個がセットになっている。

本体は液ダレしにくい泡タイプで、専用スポンジが2個付属する。メインターゲットは自動車のシートだが、ハンドル、シフトノブ、ドア内側のパネル、アームレストにも使用可能。クルマ以外にもバイクのシートやハンドル、革靴、カバンといった革製品、家庭のテーブルやソファ、パソコンのキーボードやマウスにまで幅広く使える。

泡状の液剤をスポンジに2、3プッシュ出して使用する。

使いかたは、液剤をスポンジに2、3プッシュ出して、汚れをとりたい部位に薄くのばしてなじませる。そこから15秒ほど待って、汚れをとりたい部分に溶剤がなじんだことを確認してから、ふたたびスポンジに2、3プッシュして、汚れをとりたい箇所を少し力を入れて擦ることで汚れを落とす。といっても、あまり強く擦ると傷みの原因になるので、革の目の中に溶剤をなじませるような感じで擦るといい。

まず液剤をレザーになじませ。15秒ほど待ってからふたたび液剤をつけて汚れを擦り落とす。

そうして全体を清掃し終わったら、固く絞った濡れタオルやマイクロファイバーなどでいちど全体を拭き上げ、そのあと乾いたタオルやマイクロファイバーで乾拭きをして仕上げる。

思っていた以上にレザーが汚れていたことがわかるはず

付属のスポンジは2個だが、これを使い切ったら市販のメラミンスポンジを使えばいい。
ごらんのように、複数の工程をかけて清掃するので、あるていどの手間はかかるが、そのぶん汚れはしっかり落ちる。清掃中にスポンジを見てみれば、こんなに汚れがたまっていたのかと驚くかもしれない。そして清掃後のシートを見ればすっきりキレイになっていることに気づくだろう。

最後に固く絞った濡れタオル等で拭いたあと、乾拭きをして完了。

ただ、これはクリーナーなので、その後にレザーシート用のコーティング剤などを使えばツヤ出しやコンディション維持にはさらにいいだろう。
レザーの魅力を維持するために、ときどきやっておきたい作業だ。

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