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3種類用意するパワートレイン PHEVの加速性能は格別
MINI・クロスオーバーはMINIのもつ愛らしいデザインと実用性を兼ね備えたマルチな一台。MINIを謳うには、いささか大きなボディサイズとなるが、ひと目でMINIと分かるスタイリングに仕上がっており、インテリアもほかのMINIに準じた遊び心のあるデザインを採用した。
エクステリア
それでいながら室内や荷室は意外に広く、後席にはスライド機能を備えるなど積載性も良好だ。パワートレインも豊富で、主力はディーゼルだが、ガソリンの直噴ターボを搭載したプラグインハイブリッドも選べる。さらに頂点には2.0ℓターボを搭載する「ジョン・クーパー・ワークス」もある。
インストルメントパネル
この中でも面白いのがプラグインハイブリッドの「クーパーSE ALL4」。駆動と発電を兼ねた3気筒の1.5ℓターボを搭載し、後輪をモーターが駆動するタイプの4WDだ。フル充電時の航続可能距離はカタログ上で53㎞となっているから実質40㎞程度はEV走行が可能。
居住性
E走行時は後輪のみが駆動するので、MINIらしからぬFRの走りが体感できる。とはいえアクセルを深く踏み込むとエンジンが始動して、すぐに4WD状態になる。エンジンが1.5ℓターボでリヤモーターのトルクも大きくはないが、両方が出力を発揮した時のトルクは強力で、ディーゼルの「クーパーSD」を上回る俊敏な加速性能を披露してくれる。
うれしい装備
月間販売台数 NO DATA 現行型発表 17年2月(グレード追加 21年5月) WLTCモード燃費 16.9 ㎞/ℓ ※「COOPER D」
ラゲッジルーム
ハンドリングは反応が素早く、MINIらしい軽快感が味わえるが、3ドアや5ドアほどはクイックではないので落ち着いて乗れるのもいい。
※本稿は、モーターファン別冊 ニューモデル速報 統括シリーズ Vol.153「2024 国産&輸入SUVのすべて」の再構成です。