シーズン10からマニュファクチャラー・トロフィーが新設
FIAフォーミュラE世界選手権ではドライバー選手権やチーム選手権など、複数のタイトルが争われている。
F1などほかのレースシリーズと同様に、ドライバー選手権はシーズンを通して各ドライバーが稼いだポイントによって、チーム選手権は各チームが擁する両ドライバーが獲得した合計ポイントによって決定される。
レースの順位によって得点できるのは上位10名。各ポジションごとに得られるポイントは以下の通り。
1位:25ポイント
2位:18ポイント
3位:15ポイント
4位:12ポイント
5位:10ポイント
6位:8ポイント
7位:6ポイント
8位:4ポイント
9位:2ポイント
10位:1ポイント
さらに、ポールポジションを獲得した者には3ポイントが、レース中のファステストラップを記録した上位入賞者には1ポイントが追加で授与される。
ちなみに、シーズン終了時に同ポイントで並んだ場合、優勝回数が多いほうがランキングで上位となる。もし優勝回数が同じであった場合は2位の回数を参照、2位の回数が同じだった場合は3位の回数を参照と、差がつくまで順次順位が検討されることとなっている。
なお、フォーミュラEは3月15日、今シーズン=シーズン10から「マニュファクチャラーズ・トロフィー」というタイトルを新設すると発表した。
今季のフォーミュラEには、ニッサンのほか、ジャガー、マヒンドラ、ポルシェ、ステランティス(DS)、エレクトリック・レーシング・テクノロジーズ(ERT)と6つのマニュファクチャラーが参戦しており(アンドレッティはポルシェ、エンビジョンはジャガー、マクラーレンはニッサン、アプト・クプラはマヒンドラのカスタマーチームとなっている)、これらの6メーカーが製造者部門を争うこととなる。
ポイントシステムはチーム選手権と同じで、それぞれのレースで各マニュファクチャラーの上位2台が得点対象となり、ポールポジションとファステストラップのポイントも加算される。