ドライバー&チームのほかに“製造者”部門が追加!今季のフォーミュラEに3つのタイトルが懸けられる【MF的フォーミュラEひとくち解説 その4】

“日本初の市街地レース”フォーミュラE東京E-Prixも開催まで2週間となった。ひっそりとやっているフォーミュラEのひとくち解説だが、今回は選手権のタイトルとポイントシステムについてお届けしたい。

シーズン10からマニュファクチャラー・トロフィーが新設

FIAフォーミュラE世界選手権ではドライバー選手権やチーム選手権など、複数のタイトルが争われている。
F1などほかのレースシリーズと同様に、ドライバー選手権はシーズンを通して各ドライバーが稼いだポイントによって、チーム選手権は各チームが擁する両ドライバーが獲得した合計ポイントによって決定される。

レースの順位によって得点できるのは上位10名。各ポジションごとに得られるポイントは以下の通り。

1位:25ポイント
2位:18ポイント
3位:15ポイント
4位:12ポイント
5位:10ポイント
6位:8ポイント
7位:6ポイント
8位:4ポイント
9位:2ポイント
10位:1ポイント

さらに、ポールポジションを獲得した者には3ポイントが、レース中のファステストラップを記録した上位入賞者には1ポイントが追加で授与される。

ちなみに、シーズン終了時に同ポイントで並んだ場合、優勝回数が多いほうがランキングで上位となる。もし優勝回数が同じであった場合は2位の回数を参照、2位の回数が同じだった場合は3位の回数を参照と、差がつくまで順次順位が検討されることとなっている。

なお、フォーミュラEは3月15日、今シーズン=シーズン10から「マニュファクチャラーズ・トロフィー」というタイトルを新設すると発表した。

今季のフォーミュラEには、ニッサンのほか、ジャガー、マヒンドラ、ポルシェ、ステランティス(DS)、エレクトリック・レーシング・テクノロジーズ(ERT)と6つのマニュファクチャラーが参戦しており(アンドレッティはポルシェ、エンビジョンはジャガー、マクラーレンはニッサン、アプト・クプラはマヒンドラのカスタマーチームとなっている)、これらの6メーカーが製造者部門を争うこととなる。

ポイントシステムはチーム選手権と同じで、それぞれのレースで各マニュファクチャラーの上位2台が得点対象となり、ポールポジションとファステストラップのポイントも加算される。

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