ベントレー初のEVは延期に!? デリバリーは最速でも2027年から

ベントレー フライングスパー PHEV プロトタイプ スパイショット
ベントレーは現在、モデルのフルエレクトリック化へ準備を整えているが、遅れが生じていることがわかった。原因はソフトウェアの問題と「プラットフォーム関連の懸念」に起因する技術的問題によるもので、EVの発売が1年遅れる見通しだ。

ソフトウェアの問題と「プラットフォーム関連の懸念」により1年の遅れ

ベントレー EXP 100GT

ベントレーは当初、2025年に同ブランド初のフルエレクトリックモデルを導入する予定だったが、現段階で困難になっているようだ。同ブランドCEOのエイドリアン・ホールマーク氏は、Automotive Newsヨーロッパに対し、ソフトウェアの問題と「プラットフォーム関連の懸念」に起因する技術的問題により、EVの発売が1年遅れたと語った。現段階では2026年末までにはワールドプレミアされ、翌2027年にはデリバリーを開始する計画だという。

ベントレー EXP 100GT

また2033年までにガソリン車を完全に廃止する予定で、プラグインハイブリッドへの投資を増やし、EVへよりスムーズな移行を目指すという。

ブランド初のEVはポルシェとアウディが共同開発したプレミアム・プラットフォーム・エレクトリックによって支えられる。最初のPPEベースのモデルは1月に発表された第2世代マカンで、アウディ「Q6 e-tron」が続いた。

EV化前の注目は、V型8気筒をベースとしたプラグインハイブリッドだろう。このシステムは最高出力690ps、最大トルク870Nmを発揮、伝統の「W12」エンジンの置き換えられることになる。2024年後半には、「GT」、「GTC」、「フライングスパーに搭載されることになるだろう。

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1965年東京文京区生まれ・世田谷区在住。INS通信社を経て1996年に独立し、車ニュース配信会社アポロニュー…