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2024年5月の第3土曜日に、それまでの『No.19 スズキ KATANA』に代わって『トミカ』のラインアップに加わったのが『No.19 トヨタ プリウス』です。
プリウスはトヨタのみならず、日本を代表するハイブリッドカーであり、「21世紀に間にあいました。」のキャッチコピーで、1997年に世界初の量産型ハイブリッドカーとして誕⽣しました。2003年に登場した2代目は、その後のプリウスの特徴となる“モノフォルムシルエット”を初採⽤し、“THSⅡ”と名付けられた進化したシリーズパラレルハイブリッドシステムの搭載でさらなる燃費向上を達成。2009年にデビューした3代目は、エンジン排気量を1.8Lに拡⼤し、ハイブリッドシステムをより⾼効率化したことで、燃費だけでなく⾛⾏性能も強化されました。2015年に登場の4代目はTNGAプラットフォームを初採⽤し、さらなる環境性能の向上と進化した⾛りを実現しています。プリウスは初代モデルの誕⽣以来、⾞名が意味する「先駆け」の⾔葉通り、圧倒的な燃費性能を備えた新世代のエコカーとしてHEVの普及を牽引し続けています。
しかし、幅広い⾞種でハイブリッドシステムが普及したことで、これまでプリウスが担ってきたハイブリッドシステムの牽引役という役割は薄れてきました。そこでハイブリッド専用車ならではの強みである⾼い環境性能に加え、「⼀目惚れするデザイン」と「虜にさせる⾛り」を兼ね備えたクルマを目指して開発されたのが、このたび『No.19 トヨタ プリウス』として『トミカ』のラインアップに加わった、2023年にデビューの5代目にあたる現行型、ZVW60およびMXWH60型のプリウスです。
5代目プリウスのデザインは、そのテーマである「Hybrid Reborn」を体現するべく、よりワクワクするエモーショナルなデザインへシフトしています。外形デザインは「感性に響く」スタイリッシュなものとされ、プリウスの伝統的特徴である“モノフォルムシルエット”を引き継ぎながら、第2世代TNGAプラットフォームによる、さらなる低重⼼化や、19インチ⼤径タイヤの採⽤よって、スポーツカーのようなよりスタイリッシュなプロポーションへ⽣まれ変わっています。
内装デザインは「⾛りのワクワク感」と「上質さ」を両⽴させたものとされ、“アイランドアーキテクチャー”コンセプトにより、圧迫感のない広々とした空間と運転に集中しやすいコックピットを両⽴。直感的に操作ができ、ドライビングを楽しめる室内空間とされています。
インストルメントパネルには、トヨタ初採⽤の“イルミネーション通知システム”が設定され、アンビエントライトとして室内を彩るだけでなく、トヨタセーフティセンスと連動する新機能がデザインに取り⼊れられています。対象物を検知した際、アラームが鳴る前にイルミネーションの点滅でドライバーへ注意喚起し、より安⼼なドライブをサポートします。
新世代ハイブリッドシステムは低燃費は当然、ドライバーの思い通りに反応する気持ち良い走りを実現しており、より電気自動車に近い2.0Lプラグインハイブリッドシステムと2.0Lおよび1.8Lハイブリッドシステムが用意されています。
トヨタ初採⽤となる2.0Lプラグインハイブリッドシステムは、従来型を⼤幅に上回る加速性能と静粛性を実現。⾼効率のダイナミックフォースエンジンと、⾼出⼒の駆動⽤リチウムイオンバッテリーの組み合わせで、従来型同等の低燃費を維持しつつ、164kW(223PS)ものシステム最⾼出⼒を達成。PHEVならではの⼒強い加速性能は0-100km/h加速で6.7秒をマークするなど、圧倒的な動⼒性能を実現しています。またEV⾛⾏距離は、従来型に⽐べ50%以上向上。⽇常⽣活の⼤部分をEV⾛⾏だけでカバーできるよう、バッテリー性能が向上されています
2.0Lおよび1.8Lハイブリッドシステムは最新型で、従来型同等の低燃費を達成しつつ、胸のすくような加速感やドライバーの思い通りに反応するレスポンスの良い⾛りを実現しています。2.0L⾞のシステム最⾼出⼒は144kW(196PS)と従来型⽐1.6倍となり、スポーティに⽣まれ変わったプリウスにふさわしい動⼒性能となっています。また、4WD車には高出力モーターの採用などで登坂能力や安定性が向上した最新のE-Fourが設定されています。
プラットフォームは熟成を重ねたTNGAプラットフォームをベースに、5代目のエモーショナルなデザイン・⾛りを実現するため改良を施した第2世代TNGAプラットフォームを開発、低重⼼化や⼤径タイヤの採⽤を実現しています。ボディの各所には補強を施し、より剛性を⾼めたほか、静粛性も向上させています。
⾜まわりでは、改良を加えたサスペンションによって、直進ではどっしりと、コーナーではドライバーの意図に応じた⾞両応答性、ライントレースのしやすさを実現。最新のパワートレーンとの組み合わせにより、高い運動性能を発揮します。
安全・運転支援システムでは、先進機能を付与し機能が向上、検知対象が拡⼤された最新の予防安全パッケージ『トヨタセーフティセンス』を標準装備。より安⼼なドライブが楽しめます。また、⾼度運転⽀援システム『アドバンストパーク(リモート機能付)』も設定。様々な駐⾞シーンでスムースな駐⾞・出庫を⾃動で⾏なうことができ、加えて⾞外から専⽤スマートフォンアプリを操作することで、遠隔での駐⾞・出庫も可能となっています。
『トミカ』の『No.19 トヨタ プリウス』は、“モノフォルムシルエット”を引き継ぎながら、よりスタイリッシュに洗練された現行プリウスのデザインが上手く表現されています。また、どうやら2.0L プラグインハイブリッド車(Zグレード)が再現されているようです。実は5代目プリウスのプラグインハイブリッド車とハイブリッド車ではフロントロアグリルの塗装仕上げが異なっており、プラグインハイブリッド車は周囲が金属調シルバー塗装、ハイブリッド車はグレーメタリック塗装になっています。『トミカ』の『No.19 トヨタ プリウス』のフロントリアグリルは周囲がシルバー塗装で縁取られていますので、プラグインハイブリッド車を再現したものと推測できるわけです。この部分をメタリックグレーの模型用マーカーなどで塗り直せばハイブリッド車になりますね。もっともそこまでこだわる必要もないでしょうが…。この先進の1台をコレクションに加えてみてはいかがでしょうか。
■トヨタ プリウス (2.0L プラグインハイブリッド車 / Z)主要諸元
全長×全幅×全高(mm):4600×1780×1430
ホイールベース(mm):2750
トレッド(前/後・mm) :1560/1570
車両重量(kg):1570
エンジン形式:M20A-FXS型直列4気筒DOHC
排気量(cc):1986
最高出力:111kW(151ps)/6000rpm
最大トルク:188Nm(19.2kgm)/4400-5200rpm
フロントモーター形式:1WM型交流同期式
フロントモーター最高出力:120kW(163ps)
フロントモーター最大トルク:208Nm(21.2kgm)
動力用主電池:リチウムイオン電池 51.0Ah
トランスミッション:電気式CVT
サスペンション(前/後):ストラット/ダブルウィッシュボーン
ブレーキ(前/後) :ベンチレーテッドディスク/ディスク
タイヤ:(前後) 195/50R19
■毎月第3土曜日はトミカの日!
毎月第3土曜日は新しいトミカの発売日です。2024年5月の第3土曜日には、上でお伝えしているように、それまでの『No.19 スズキ KATANA』に代わって『No.19 トヨタ プリウス』が登場します。『No.19 トヨタ プリウス』には、初回出荷のみの特別仕様(特別色)もあります。また、それまでの『No.24 スズキ ソリオ』に代わって『No.24 三菱 デリカミニ』が登場します。