あの“小さな万能ミニバン”も『トミカ』に登場! | トミカ × リアルカー オールカタログ / No.16 トヨタ シエンタ

発売から50年以上、半世紀を超えて支持される国産ダイキャストミニカーのスタンダードである『トミカ』と、自動車メディアとして戦前からの長い歴史を持つ『モーターファン』とのコラボレーションでお届けするトミカと実車の連載オールカタログ。あの『トミカ』の実車はどんなクルマ?
No.16 トヨタ シエンタ (サスペンション可動・希望小売価格550円・税込)
No.16 トヨタ シエンタ リヤビュー。

それまでの『トミカ』の『No.16 フィアット 500e』に替わり、2024年3月の第三土曜日に加わったのが『No.16 トヨタ シエンタ』です。トヨタのシエンタは、安⼼して扱えるコンパクトなボディサイズに、広々室内と7⼈乗⾞の利便性をプラスしたコンパクトサイズのミニバンとして2003年9⽉に登場しました。『トミカ』の『No.16 トヨタ シエンタ』は、2022年に登場した3代目にあたるMXP型をモデル化しています。

No.16 トヨタ シエンタ (初回特別仕様) (サスペンション可動・希望小売価格550円・税込)*初回のみの特別仕様(特別色)です。

歴代のシエンタは、初代より⼀貫して⽇本の家族に寄り添い、お客様の価値観の変化を深掘りすることで、家族の⽣活をしっかりとサポート。運転する⼈だけでなく同乗される様々な⽅にも「やさしい」クルマとして愛されてきました。3代目シエンタも同様に「扱いやすい5ナンバーサイズ」「最新の安全・安⼼装備」「低燃費」といった魅⼒はそのままに、初代からの「使い勝⼿の良い室内空間」を⼀層磨き上げており、これまで以上に「⽣活に寄り添うクルマ」として作られています。

3代目シエンタ(MXP型) 実車フロントビュー(G/ガソリン・5人乗り/ベージュ/オプション装着車)。
3代目シエンタ(MXP型) 実車リヤビュー(G/ガソリン・5人乗り/ベージュ/オプション装着車)。

外観はコーナー部を丸くしてコンパクトに⾒せ、取り回しの良さにもつながる「シカクマルシルエット」としています。ベルトラインを⽔平にした⼤きなキャビン、良好な視界と運転しやすい⾒切りを表現したルーミネスなウインドウ、気兼ねなく使えるツールとしての機能を素直に表現した⼤きなサイドプロテクションモールなどで広い室内空間と取り回しの良さが表現されています。

クルマの骨格となるプラットフォームは、TNGAプラットフォーム(GA-B)をベースに新設計。主要な骨格を連結させた環状骨格構造とし結合部の剛性を向上。軽量でありながらバランスの取れた⾼剛性ボディによって上質な乗り⼼地と優れた操縦安定性が実現されています。また、⾞両の主要骨格に採⽤されている構造⽤接着剤およびルーフパネルに採⽤されているマスチックシーラーの⼀部を⾼減衰タイプとすることで、操縦安定性、乗り⼼地、静粛性を向上させています。

骨格はTNGAプラットフォーム(GA-B)をベースに新設計。

優れた骨格構造は走行性能や安全性能だけでなく、居住性能にも貢献しています。⽇常⽣活での取り回しを重視し扱いやすい5ナンバーサイズはそのままに、室内高は先代モデルより20mm⾼くなり、⽔平基調の低いベルトライン、サイドガラスを⽴てたデザインと相まって、広く開放感ある室内空間を創出しています。また、先代モデルより80mm長くなり、クラストップレベルとなる最⼤1000mmの前後カップルディスタンスが実現されて、2列目席の居住性が向上。普段のショッピングでも、買い物かごを⾜元にそのまま置けるほど便利なスペースが確保されています。

3代目シエンタの優れた骨格構造は、⼤⼈7⼈がしっかり乗れるクラストップレベルの広さを誇る室内空間など、居住性能の向上にも貢献している。

さらに、330mm と好評を博している低いフロア地上⾼や段差のないフラットなフロアを踏襲しつつ、パワースライドドア開⼝部の⾼さを先代モデルより60mm高い1200mmに広げ、後席への優れた乗降性を実現。⼦供から⾼齢者まで家族みんなが楽な姿勢で乗降できるよう配慮されています。バックドアでは開⼝部の⾼さを先代モデルより15mm拡⼤。荷室⾼も20mm⾼くしたことで、よりスムーズな荷物の出し⼊れを実現。突然の⾬で⼦供の迎えに出かけた際、27インチタイヤの⾃転⾞でもハンドルを開⼝部にとられることもなく積載が可能な広さになっています。

、ハイブリッド車、ガソリン車とも、エンジンには1.5ℓダイナミックフォースエンジンを採⽤。⼼地よい⾛りと優れた燃費性能を⾼次元で両⽴している。(画像はガソリン車用M15A-FKS型)

パワーユニットに目を向けると、3代目シエンタにはハイブリッド車とガソリン車が用意されています。ハイブリッド車はトヨタ自慢のシリーズパラレルハイブリッド方式で、エンジンには1.5ℓダイナミックフォースエンジン(M15A-FXE型)が採⽤され、ハイブリッドシステムの⾼効率化により、⼼地よい⾛りと優れた燃費性能を⾼次元で両⽴。クラストップレベルのWLTCモード⾛⾏燃費28.8km/ℓを達成しています。加えて電気的4輪駆動システムのE-Fourが採用され、降雪時や⾬天時における登坂発進時の安⼼感を向上させている点も見逃せません。エンジン車では高性能な1.5ℓダイナミックフォースエンジン(M15A-FKS型)にマニュアル感覚のシフトチェンジが楽しめる10速シーケンシャルシフトマチックが設定されたDirect Shift-CVT(ダイレクトシフトCVT)を組み合わせることで、⼒強くダイレクトな⾛りとクラストップレベルのWLTC⾛⾏モード燃費18.4km/ℓを両立しています。

さらに、⾼剛性ボディに対して前後のサスペンションジオメトリーを最適化。フロントにマクファーソンストラット式を、リヤにはトーションビーム式を採⽤してサスペンションのしなやかな動きと接地感あるフラットな⾛りを追求しています。最⼩回転半径は5.0mで、狭い道や駐⾞場などでのスムーズな取り回しを実現しています。

ハンドルやアクセル/ブレーキなど全操作を⾞両が⽀援するとともに、俯瞰映像を用いて安全・安⼼でスムーズな駐⾞を実現する⾼度運転⽀援技術『トヨタチームメイト』の機能、『アドバンストパーク』も設定されている。

これらの基本性能の高さに加え、先進機能を付与し、機能向上した最新の予防安全パッケージ『トヨタセーフティセンス』が全⾞に標準装備されていることも3代目シエンタの特色です。対応する事故形態が従来よりも⼀層拡⼤され、より安⼼なドライブをサポートしています。また、⾼度運転⽀援技術『トヨタチームメイト』の機能、『アドバンストパーク』も設定されています。これはハンドル操作、アクセル、ブレーキ、シフトチェンジの全操作を⾞両が⽀援するとともに、俯瞰映像に⾞両周辺の死角や目標駐⾞位置などを常に表⽰し、安全・安⼼でスムーズな駐⾞を実現するものです。バック駐⾞/前向き出庫に加え、前向き駐⾞/バック出庫への対応も可能とし、駐⾞時の使い勝⼿が向上しています。

⼤⼈7⼈がしっかり乗れる室内空間、TNGAによって⼀新された低燃費と⾛りを両⽴するパワートレーン、家族でのドライブをサポートする最新の安全・安⼼装備。3代目シエンタは、家族みんなが笑顔になる時間を創り出す、「やさしさ」に満ちたクルマです。『トミカ』の『No.16 トヨタ シエンタ』は、そんな実車の特徴を上手く捉えて再現していると言って良いでしょう。尚、シエンタにはZ、G、Xの3グレードがあり、それぞれにハイブリッド車とガソリン車が用意されますが、どうやら『No.16 トヨタ シエンタ』は、イイトコ取りのスタンダードモデルであるGグレードの5人乗りガソリン車を再現しているのではないかと思われますが、このサイズではそうそう大きな違いではありません。

■トヨタ シエンタ G ガソリン車(5人乗り) 主要諸元(『トミカ』のモデル車両とは異なる可能性があります)

全長×全幅×全高(mm):4260×1695×1695

ホイールベース(mm):2750

トレッド(前/後・mm) :1490/1480

車両重量(kg):1280

エンジン形式:M15A-FKS型直列3気筒

排気量(cc):1490

最高出力:88kW(120ps)/6600rpm

最大トルク:145Nm(14.8kgm)/4800-5200rpm

トランスミッション:CVT(ギヤ機構付き)

サスペンション(前/後):マクファーソンストラット / トーションビーム

ブレーキ(前後) :ベンチレーテッドディスク/ディスク

タイヤ:(前/後):185/65R15

■毎月第3土曜日はトミカの日!

No.103 日立建機 リジッドダンプ EH3500AC-3 (荷台上下・希望小売価格550円・税込)

毎月第3土曜日は新しいトミカの発売日です。2024年3月の第3土曜日には、上でお伝えしているように、それまでの『No.16 フィアット500e』に代わって『No.16 トヨタ シエンタ』が登場します。また、それまでの『No.103 日産ノート』に代わって『No.103 日立建機 リジッドダンプ EH3500AC-3』が登場します。『No.16 トヨタ シエンタ』には、上でお伝えしているように初回出荷のみの特別仕様(特別色)もあります。

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