広~い車内が自慢のベストセラー軽自動車も『トミカ』に登場! | トミカ × リアルカー オールカタログ / No.114 ホンダ N-BOX

発売から50年以上、半世紀を超えて支持される国産ダイキャストミニカーのスタンダードである『トミカ』と、自動車メディアとして戦前からの長い歴史を持つ『モーターファン』とのコラボレーションでお届けするトミカと実車の連載オールカタログ。あの『トミカ』の実車はどんなクルマ?

No.114 ホンダ N-BOX (サスペンション可動・希望小売価格550円・税込)
No.114 ホンダ N-BOX リヤビュー

2011年に初代モデルが登場したホンダのN-BOXは、軽自動車市場で高い人気を誇るモデルです。その人気の理由は多岐にわたりますが、大きな魅力の一つは、その広々とした室内空間にあります。軽自動車でありながら車内は驚くほど広く、特に後部座席のレッグルームは大人でも快適に座れるほどの余裕があります。

N-BOXの特徴は、広い車内スペースにある。
N-BOXの広さの秘密は燃料タンクを中央に配置するセンタータンクレイアウト。これは初代から継承されている。

この広さを実現するために、ホンダは「センタータンクレイアウト」という独自の設計を採用しています。このレイアウトにより、車内のスペース効率を最大限に高め、低床フロアを実現しています。これにより、乗り降りのしやすさも向上しています。

ホンダN-BOX実車フロントビュー
N-BOX実車リヤビュー(画像はN-BOX CUSTOM)

『トミカ』の『No.114 ホンダ N-BOX』は2023年に登場した、3代目となる最新のJF5/6型のN-BOXを再現しています。この3代目N-BOXは、「自分や家族だけでなく、みんなの幸せのためにしたいことなど、使う人のさまざまな目的に応えることで、N-BOXに乗るすべての人にとって幸せな時間を提供できる存在となること」を目指して開発されました。

このため、質の高いデザインに磨きをかけるとともに、N-BOXの特長でもある軽乗用車最大級の広い室内空間はそのままに、アイポイントが高く運転しやすい、開放感のあるすっきりとした視界を実現しています。

3代目N-BOXは視界の良さにとりわけ注意が払われている。

具体的には、ステアリングホイールの内側で視認するインホイールメーターの採用や、ダッシュボードのフラット化などで開放的な視界を確保しています。また、窓ガラスを水平基調で連続させ、姿勢や視線の乱れを少なくすることで、乗り物酔いをしづらくする工夫も取り入れられています。さらに、左側フロントピラーの内側に設置されていたサイドアンダーミラーをドアミラーに移設することでフロントピラーをすっきりさせ、左前方の視界を向上させると同時に後退駐車時の安心感も向上させています。

N-BOXのもう一つの個性が、力強く知的で上質なデザインを持つN-BOX CUSTOM。

デザインに関しても3代目N-BOXは一層の進化を遂げています。エクステリアはシンプルな造形美を基本に、身の回りにある家電製品にも共通する丸穴デザインを採用し、親しみやすさを表現しています。また、フロントグリルやヒトの瞳らしさを感じられるヘッドライトの造形により、暮らしに寄り添うイメージを目指しています。

インテリアはグレージュを基調とした明るいカラーを採用し、ぬくもりのあるコルクのような質感のインパネトレーと組み合わせることで、自宅のリビングのような居心地の良い室内空間を実現しています。

快適装備も充実しており、あらかじめ施錠操作をすることで、パワースライドドアの全閉後に自動で施錠できるパワースライドドア予約ロック機能が新たに採用されました。これにより、ドアが閉まるまで車両近くで待つ必要がなくなり、特に雨天時などの使い勝手が向上しました。また、スライドドア開口の一部には握りやすいグリップ形状のくぼみが設けられており、乗り降りがより容易になっています。さらに、先代モデルの2倍以上となる大型のグローブボックスや後席の大型のサイドポケットなど、乗るすべての人が使いやすい収納も採用されています。

運転支援システムについても大きく進化しています。先進の安全運転支援システム『Honda SENSING』が全タイプに標準装備され、従来機能に加えて、近距離衝突軽減ブレーキや急アクセル抑制機能を新たに追加されています。これにより、市街地から高速までさまざまなシーンでドライバーの運転をサポートします。また、フロントワイドビューカメラと前後8つのソナーセンサーを用いたシステムにより、安心・安全が追求されています。さらに、ホンダの軽自動車として初めてマルチビューカメラシステムをタイプ別に設定。見通しの悪い交差点への進入や狭い道ですれ違う場合、後退駐車時に、より安心して運転できるようサポートされます。

3代目N-BOXのボディとシャシーも、先代モデル同等の重量でありながら高い剛性と剛性バランスを実現している。ハイテン材という高強度・高剛性の材料がふんだんに使用されているのだ。
先代から継承されているエンジンは細部まで制御が見直され、一段と扱いやすくなっている。

3代目N-BOXのボディとシャシーも、先代モデル同等の重量でありながら高い剛性と剛性バランスを実現しており、操縦安定性と乗り心地を高めています。また、高速クルーズ時も前席と後席でストレスなく会話ができるよう遮音フィルムや吸音シートが追加され、静粛性をさらに高めています。

パワートレーンについても、力強い走りと優れた燃費性能を両立したエンジンを先代モデルから継承しています。N-BOXには、吸気バルブの制御にVTECが採用された自然吸気エンジンと、N-BOXカスタムターボに用意されている、排気圧をきめ細かく調整できる電動ウェイストゲートを搭載したターボエンジンの2種類が設定されていますが、それぞれ細部まで制御を見直すことで上質で扱いやすい特性を実現しています。組み合わされるCVTも変速制御がすみずみまで見直され、これまで以上に雑味のない上質な走りを実現しています。

3代目N-BOXにはまた『Honda CONNECT』が採用されています。それに加えてスマートフォンでドアロック解除などができる『Hondaデジタルキー』には、新たにパワースライドドアの操作が追加されています。

3代目N-BOXは、このように多くの特長を備えています。すべての乗る人にとって幸せな時間を提供することを目指して開発されたこのモデルは、広い室内空間、優れた燃費性能、安全技術の充実、使い勝手の良さなど、多くの魅力を備えた軽自動車となっています。

No.114 ホンダ N-BOX (初回特別仕様/ホンダ N-BOX CUSTOM) (サスペンション可動・希望小売価格550円・税込)*初回のみの特別仕様です。

3代目N-BOXには、上品で落ち着きのある洗練されたデザインのN-BOX、力強く知的で上質なデザインのN-BOXCUSTOM(カスタム)の2種類のスタイルが用意されていますが、『トミカ』の『No.114 ホンダ N-BOX』ではノーマルのN-BOXを再現しています。これは初回のみ販売される初回特別仕様がN-BOX CUSTOMを再現したものとなっており、名称も『N-BOX CUSTOM』になっていることからもわかります。また、N-BOXにはFFの2WD車と4WD車が用意されていますが、これはさすがにどちらを再現したのか判然としません。ただ、カタログなどで使用されている白いN-BOXは2WD車なので、おそらく2WD車だろうと思われます。

『No.114 ホンダ N-BOX』は実車の可愛らしいデザインの魅力を上手く再現しています。ぜひコレクションに加えてみてはいかがでしょうか。

■Honda N-BOX (JF5型 FF/2WD) 主要諸元

全長×全幅×全高(mm):3895×1475×1790

ホイールベース(mm):2520

トレッド(前後・mm) :1305

車両重量(kg):910

エンジン形式:S07B型 直列3気筒DOHC

排気量(cc):658

エンジン最高出力:43kW(58ps)/7300rpm

エンジン最大トルク:65Nm(6.6kgm)/4800rpm

トランスミッション:CVT

サスペンション(前/後):ストラット/リジッド

ブレーキ(前/後) :ベンチレーテッドディスク/ドラム

タイヤ:(前後)155/65R14 75S

■毎月第3土曜日はトミカの日!

No.120 ホンダ シビック TYPE Rレースコントロールカー(サスペンション可動・希望小売価格550円・税込)

毎月第3土曜日は新しいトミカの発売日です。2024年6月の第3土曜日には、上でお伝えしているように、それまでの『No.114 トヨタ センチュリー』に替わって『No.114 ホンダ N-BOX』が登場します。『No.114 ホンダ N-BOX』には、初回出荷のみの特別仕様(ホンダ N-BOX CUSTOM)もあります。また、それまでの『No.120 フェラーリ SF90 ストラダーレ』に替わって『No.120 ホンダ シビック TYPE Rレースコントロールカー』が登場します。

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