洗車がはかどる!高圧洗浄・掃除・ブロワーが1台でこなせるヴィットリオの複合型クリーナーを使ってみた!!【CarGoodsMagazine】

Vittorio『ZC-705-15(実勢価格:3万円前後/税込)』
クルマの洗車・清掃の際にマシーンの力を借りると便利な場面はいくつかある。ひとつは水の高圧噴射。水だけでも汚れを強力に落とすことができ、すすぎも効率よくできる。それからブロワー機能。平らな面はクロスで水滴を拭き上げることも容易だが、グリルやドアミラーの隙間など、クロスで拭き上げが困難な狭い部位の水滴は風で飛ばしてやると便利だ。そして掃除機機能。ホコリやゴミを吸い取ってくれるマシーンがあれば、車内は清潔に保てる。そんな、高圧洗浄機、ブロワー、車内用掃除機という三つの機能を1台にまとめてしまったものが、この『ヴィットリオZC』だ。

1台で、水洗い・泡洗車・すすぎ・吹き飛ばし、車内掃除が可能

このマシーンを作っているのは蔵王産業。業務用の清掃機器を幅広く手掛けている会社で、ヴィットリオというのはその中の、おもに家庭向けの高圧洗浄機のブランドになる。
機能や装備は本格的だ。100V電源で使用するが、高圧洗浄機の常用圧力は7.0MPa。2種類のノズルが付属し、回転水流、直噴水流、拡散水流を選んで水洗い、汚れ落とし、すすぎができる。またフォームランスを使って泡を噴射することもできる。

フォームランスは、泡の濃さや拡散の広さなども調節できるようになっている。

スイッチを高圧洗浄とは反対の方向に回すとバキューム機能が始動する。このバキューム機能を使って、室内の清掃ができる。バキュームの真空圧は16.2kPaだ。吸い込んだゴミは正面中央のダストタンクにたまるが、このダストタンクは取り外してゴミを捨てることができる。集塵ホースの先につけるノズルは2タイプが付属するので、シート表皮などの広い面や座面とバックレストの隙間などの狭い部分とで使い分けることができる。

集塵ホースをダストタンクにつなぎ、スイッチをバキュームモードにすると掃除機として使える。

そのバキューム機能の排気を使うのがブロワーの機能だ。スイッチはバキュームと同じモードで使うが、集塵ホースを排気口に差し込めばブロワーとして使える。ブロワーの風量は1.24m3/minだ。これで狭い場所に溜まった水滴を吹き飛ばすことができる。
多機能を1台に集約して、洗車、車内清掃の際には大活躍してくれるマシーンなのだ。

本体側面の排気口に集塵ホースをつなげば、バキュームモードで、ブロワーとして使うことができる。

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