価格高騰・カイエンのはるか上をゆく、ポルシェのニューエイジフラッグシップSUV
今年4月には、K1らしきプロトタイプをキャッチ、後に「カイエン」次期型EVの可能性が高いことが判明したが、そのプロジェクトは間違いなく存在しているという。
現在フラッグシップSUVであるカイエンは、ベースモデルで1,200万円を超え、グレードによっては2024年型に比べ10万ドル(約160万円)以上値上がりするなど価格が急騰している。だが、新世代フラッグシップはそれをも凌駕する20万ドル(約3200万円)とも噂される超高級SUVだ。
KOLESA RUに協力を得た予想CGのフロントエンドには、タイカン風ヘッドライトが装備、側面をみると、やはりカイエンより長いホイールベースが見てとれるほか、タイカンより窪みのあるキャラクターラインが配置されている。
リアセクションでは、スポーティーなルーフスポイラーを装備、眩しい光を放つLEDライトバーも確認できる。
タイカンが、フォルクスワーゲンの「J1」プラットフォームに乗るのに対し、K1では完全に新開発された「SSP」(スケーラブル・システム・プラットフォーム)を採用、これはポルシェとアウディが提携して開発中のプレミアム・プラットフォーム・エレクトリック(PPE)アーキテクチャよりも高いパフォーマンスを提供すると予想されている。
しかし、ソフトウェアの問題により、SSPの開発が遅れているといい、当初2025年と伝えられていたデビューは、2027年以降になると指摘されている。PPEベースのモデルよりもさらに高速充電するために920Vの電気システムを実行し、モーターにはオイル冷却機能が装備されるなど、かなり高度な技術が投入されていることなども開発を遅らせている原因かもしれない。
最終的には、タイカンとカイエンの中間のデザインになるとも噂されており、パフォーマンスより、ラグジュアリー性に焦点を合わせ、ロールスロイス「カリナン」やベントレー「ベンテイガ」をライバルとするモデルが予想される。