フォードは2023年に、近い将来発売されるフルエレクトリックモデル5車種のティザーシルエットを公開。「マスタング マッハE」の新型が先陣を切り、フルエレクトリックバージョンとなる次期「プーマ」がそれに続くと思われる。
すでにバッテリー駆動のプーマが2024年に生産を開始すると正式発表していることから、今後数ヶ月以内のデビューする可能性が高い。
初代プーマはコンパクトハッチバックとして1997年に誕生したが、2001年にわずか4年という短命で生産を終了した。その後、2019年にクーペクロスオーバーSUVとして復活、フルエレクトリックモデルが初めて導入される。
捉えたプロトタイプは、一部テストミュールだが、ヘッドライトユニットは初めて露出。「G」のようなLEDデイタイムランニングライトが装備されている。しかし注目は隠された内側のセクションだ。この部分には、「G」と連続性を持たされた3本のLED DRLが配置されると予想されている。
また、空力効率を向上させるための密閉型グリル、スポーティなリップスポイラーを装着している。
量産型では、ICE駆動のプーマの前輪駆動「B2Eアーキテクチャ」の電動バージョンを採用。電動ミニバン「Eトルネオ・クーリエ」の前車軸には100kWの電気モーターが搭載。「Eトルネオ・クーリエ」とプーマEVの電動パワートレインは、両モデルでの使用を意図して設計されているため、共有される可能性があるとフォードは発表している。
Eトルネオ・クーリエは、最大100kWのDC充電をサポートしており、35分未満でエネルギー供給を10%か 80%まで回復、同じバッテリーを積むプーマの航続は350 kmを超える可能性がある。またクーリエ同様に複数のパワートレイン構成が搭載される可能性があるだろう。
キャビン内では、現在8インチの自立型インフォテインメントタッチスクリーンが、最新のソフトウェアバージョンとより多くの接続機能を備えた、大型12インチのユニットに置き換えられる可能性がある。また、12.3インチのデジタルインストルメントクラスターをアップデートし、より洗練されたADAS、新しいオプションも搭載されるほか、ダッシュボードと通気口のレイアウトが新設計される予定だ。