Lynk & Co(リンク・アンド・コー)のZ20は、同じく吉利(ジーリー)の傘下にあるZeekrのXをはじめ、ボルボEX30、新世代Smartなどとプラットフォームを共有、密接に関連する兄弟モデルになる。
ヨーロッパで捉えられたプロトタイプは、偽装がかなり厳重ながらボディシルエットは明確だ。Z20と他の兄弟モデルとの最大の違いはリヤセクションであり、ボルボ EX30やZeekr Xはより直立したテールライトとお馴染みのテールライトを備えているが、Z20は、傾斜したファストバックとリヤウィンドウのベースにあるガーニーフラップスポイラーに組み込まれたテールライトを備えている。
最新情報によるボディサイズは、全長が4460 mm(175.6インチ)で、Zeekrより10 mm(0.4 インチ)長く、ホイールベースは、Z20が2755 mm(108.5インチ)で、Zeekr Xは2750 mm(108.3インチ)とわずかに5mm長い。同じSustainable Experience Architecture(SEA)プラットフォームを使用しているモデルには、ボルボEX30とSmart #1および#3があるが、Z20はサイズ的には2つのSmartの間に位置し、ボルボよりも大きくなるという。
パワートレインだが、Zeekr X、ボルボEX 30、Smartでは、1つまたは2つのモーターが提供されるが、Z20では最高出力340ps/250kWのモーターを1基搭載し、後輪駆動となる。ただし、遅れてデュアルモーターバージョンの登場も否定できないところだろう。
Z20(および中国仕様のZ02)は今年10月に欧州デビューすると噂されており、もしそうだとすれば、同月のパリモーターショーが有力だ。翌月には中国の広州モーターショーが控えているため、そこではZ02バッジを付けてお披露目される可能性が高い。