三菱自動車が、新型SUV2車種をベールに包み、既存の欧州ラインナップの隣に並べて公開した。
ベールがかけられたモデルのうち向かって左側のクルマは、三菱「ASX」とルノー「キャプチャー」のサブコンパクトSUV兄弟をベースにした、ルノー「シンビオズ」の三菱版である可能性が高い。これは、同一のLEDデイタイムランニングライトやわずかに長いボディから明らかだ。
この新型SUVは、ガソリンと自己充電ハイブリッドパワートレインのオプションが用意される。シンビオズと同様に「CMF-B」アーキテクチャを採用し、全長は4413mm(173.7インチ)になると予想されている。
右側のSUVは「フィリピン国際モーターショー」で公開された「DSTコンセプト」の量産型だ。このモデルは、メガーヌE-Tech、日産アリア、アルピーヌA390とCMF-EVアーキテクチャを共有するルノー「セニックE-Tech」をベースにしている。
オプションには、60kWhと87kWhのバッテリーパック、そして最高出力170psを発揮するシングルモーターと、最高出力218psを発揮するデュアルモーターのパワートレインが予想されている。
同社は、今後発売されるコンパクトSUVには多くのADASが搭載されることを明らかにしており、ルノーの「OpenR」システムを模倣したGoogle組み込みインフォテインメントシステムも搭載される予定だ。