街にもイルミネーションが戻り、透き通った大気で輝きも増している今日この頃。グランピング等でクリスマスツリーのようにテントサイトを電飾で魅せることもあるだろう、華やかなライティングは見ているだけでも楽しいものだ。よし、今回はキャンプサイトのライティングの充実を図ることにしよう。
TEXT & PHOTO◎伊倉道男(IKURA Michio)
派手にしなくても、充分楽しい
それほど華やかではないが、ソロでもテント外でオイルランタンを楽しむ人が多い。でも、テント内はやはり充電式のランタンが安全で使いやすい。いままでグズグズと決めかねていたオイルランタンのケースも、破損しないうちになんとかせねばならない。
テント内用に追加したランタンは、ベアボーンズ社のビーコンライトLED。オイルランタンを保護するケースはオレゴニアンキャンパー(Oregonian Camper)のモールドシリンダーを選んでみた。
ベアボーンズ社のビーコンライトLEDはクラシカルなデザインで人気だ。カラー展開は5色。これがまた、魅力的な色の展開で、何色を選べばいいのやら……。オリーブドラブは友人が持っている。そこで赤とカッパー(銅)で迷うこととなる。
個人的な趣味もあるだろうが、僕はベージュ系のテントやタープならカッパー(銅)、グリーン系のテントなら赤が良いと感じてしまう。
さて結局2色買いをしてしまい(これも大人買いの一種?)ふたつとなってしまったが、まずはビーコンライトLEDの機能をご紹介。
多くのランタンは底に台座があり真下が暗くなってしまうことが多いが、このビーコンライトLEDは底も脚もホヤ。真下も照らすことができる。また、これひとつで置き/吊るしをまかなうことができる。
照明用の暖色のLEDはホヤのなかに6個配置。多くの電気式のランタンは暖色系、デイライト等光の色を調整できるのだが、このビーコンライトLEDにその機能はない。雰囲気を味わうためのランタンだといえよう。
充電はUSBで、写真の赤のランタンのように、傘のなかにピチッとコードが見えないように収納される。どうやら磁石が内蔵されていて、端子が落下しないようになっているようだ(分解していないので確実ではない)。
スイッチは回転式で無段階調整。吊り下げて使用している場合は、スイッチを手で押さえて本体を回せば良い作りとなっている。内蔵電池の充電状態はブルーのLEDで3段階に表示される。眩しすぎるという意見もあるが、このブルーのLEDはクラシカルでありながら近代的なランタンである証明、ともとれる。
内蔵電池は2200mAHリチウムイオン。点灯時間は連続使用、フルパワーで3時間、ローパワーなら約200時間以上点灯するので、長期のキャンプの場合は光量を落とせば3泊ぐらいはなんとか保つと思われる。
さて、吊るしても置いても使える脚のついたホヤの形。レンズ効果で幾何学模様のように配光される。これは賛否両論。模様を楽しむ事もできるのだが、テント内をフラットに優しく照明したい場合もあるからね。
もうひとつのアイテムはオイルランタンのケース。トートバック形の物を考えていたが、オレギニアンキャンパー(Oregonian Camper)ブランドより発売されているモールドシリンダーに決めた。
30年ほどの休眠状態から蘇ったオレゴニアン アウトフィッターズ(Oregonian Outfitters)が展開するブランドだ。内径のサイズは直径約 14.5cm高さ約25.5cm。ただし個体差があるとのこと。楽だが長くかさ張る着火装置、それもサイドに奇麗に収納することもできる。
今回のキャンプ飯は、地獄蒸し風に
今回の料理は食材の栄養素が失われにくいといわれている蒸し物にチャレンジ。入手してはいたが、未使用のダイソー メスティン用の中敷の網をテスト。3合炊きの網は330円(税込)。小さい方は同じくダイソーのミニメスティン用。こちらは確か110円(税込)だったと思う。ダイソーのメスティンは密閉性はかなり良いので、蒸し料理は期待ができる。
こんなことをしていると、温泉を利用した大分の地獄蒸し! 本場に行って味わってみたくなるではないか。寒い冷気のなか、湯気は身も心も温めてくれるはずだ。
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