最大380ps! フルEVになったベンツ「CLA」最終デザインが見えた

メルセデス・ベンツ CLA EV 新型 スパイショット
次期型では、流線型のボディワークやフラッシュマウントのドアハンドルが見られるため、変更点はすぐにわかる。キャビンも完全に刷新され、現行型ではリアドアまでだった小さなリアクォーターウィンドウが、リアフェンダーまで伸びている。

シングルシーターは最大272ps、4Maticのデュアルモーターは最大380psと予想

メルセデス・ベンツが現在開発中の、「CLA EV」市販型プロトタイプをカメラが捉えた。

ICE搭載モデルのプロトタイプは、公式リークされているが、EVバージョンはこれまで公開されていない。CLA次期型では、これまで業界の常識だった「ハイブリッド」→「BEV」の発表という流れを変え、まずEVを導入することからCLAのメインモデルとなることが予想される。

メルセデス・ベンツ CLA EV 新型 スパイショット

ドイツで捉えたプロトタイプは、多くのカモフラージュが削ぎ落とされ、最終デザインが露出してきた。同ブランドによると、ICEとEVは、排気口(AMG以外のモデルではバンパーの下に隠れている可能性が高い)や独自のグリルなどのわずかな違いがある以外は、ほぼ同じ外観になるという。

プロトタイプには、フロントとリアの端は厳重にカモフラージュされている。しかし、過去22ヶ月間の変化のない外観から、ついに最終段階に突入しているようで、EQEやEQSからヒントをえたデザインも垣間見える。

メルセデス・ベンツ CLA EV 新型 スパイショット

次期型では、流線型のボディワークやフラッシュマウントのドアハンドルが見られるため、変更点はすぐにわかる。キャビンも完全に刷新され、現行型ではリアドアまでだった小さなリアクォーターウィンドウが、リアフェンダーまで伸びている。

フロンエンドでは、今後のメルセデスのアイデンティティとなる、星をあしらったLEDデイタイムランニングライトを装備し、進化したシングルバーグリルと新しいバンパーが加わる。

ICE、EVともの量産型では、MMA(メルセデス・ベンツ・モジュラー・アーキテクチャ)と呼ばれる、新しいプラットフォームをベースにした、まったく新しい「エントリー・ラグジュアリー」車の最初の車となる。このプラットフォームは「電気優先」として設計されており、800Vの電気システムを使用し、最大 320 kWのDC急速充電機能を備える。また、58kWhとオプションの85kWhの2種類のバッテリーが提供される。

シングルまたはデュアルモーターがラインアップされる。前者は最高出力272psを誇るが、4Matic バージョンを選択することもできる。これは、フロントに109psのモーターを追加、モーターは追加のパワーまたはトラクションが必要なときに作動するため、「ブースト」機能を備え、最大380ps程度と噂されている。

CLA次期型EVバージョンは2025年内に発売、その数カ月後にICE搭載ハイブリッドモデルが導入予定となっている。

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1965年東京文京区生まれ・世田谷区在住。INS通信社を経て1996年に独立し、車ニュース配信会社アポロニュー…