新型RSアバントを雪中で捕獲

RS5は、これまで販売されていた「RS4」の後継モデルとなることで、新たにワゴンボディが加わる。

スウェーデン北部の山中で捉えたプロトタイプは、アウディのシングルフレームグリルの新バージョンなど、いくつかの詳細が示されている。グリルへと続くボンネットのラインは、アウディが最近発売したA3ファミリーなどの新モデルで採用している、アンダーバイトデザインも強調しているようだ。
フロントバンパーには、ラジエーターとインタークーラーを冷却する巨大なインテークを装備、ブレーキに冷たい空気を送り込み、長距離走行時にブレーキが過熱するのを防ぐ。また、フェンダーの後ろにある通気口は、空気、今回の場合は雪をホイールウェルから排出し、抗力を軽減するのに役立つはずだ。
四隅すべてが標準のA5よりも広くなっており、これにより見た目がより力強くなり、ハンドリングが向上、RS5はより幅広のタイヤを装着できるようになる。
足回りには、巨大なクロスドリルブレーキローター、後部ではRSの特徴的な大径の楕円形エキゾーストパイプがインストールされている。リアバンパーをよく見ると、赤い塗料がはみ出ている箇所が2か所見てとれる。これはアウディのボディカラーの1つであるプログレッシブレッドのように見える。最初はデカールだと思われたが、ハッチの下の継ぎ目とホイールウェルの縁に赤が見えるため、ボディ色で間違いないだろう。
しかし、フロントフェンダーには、ダークグレーが確認できる。なぜ同じ車に異なる塗装が施されているのかは不明だが、アウディは温度やその他の変化をテストするために異なるバンパーを試しているのかもしれない。
新型RS5のパワートレインには、旧型と同様に2.9リットルツインターボが搭載される予定だ。ただし、この車には、何らかのプラグインハイブリッドシステムが搭載される可能性が高く、最高出力は現行のV6エンジンが放つ444psを大きく超え、600ps以上と噂されている。これにより、海外メディアでは、BMW「M3ツーリングの悪夢」とさえ囁かれている。一方、もう一台のライバルとなるメルセデスAMG「C63」の671psと競争するには、さらなるパワーが必要となりそうだ。
アウディは最近、車名に関して奇数番号の車を内燃機関車、偶数番号の車をEV車とする計画を撤回したが、この計画にはすでに切り替え済みの車は含まれておらず、新型A5もその1つだ。
RS5シリーズは、2025年後半にワールドプレミアされることが濃厚となっている。






















